思い込みの力を利用する:ごくわずかな人しか実行していない成功の法則
自分の能力に限界があると思っていては、いい結果は出せない。見方を変えて、「その気になればできないことはない」と心から信じれば、無限にある自分の能力を活用し、素晴らしい結果を生むだろう。
連載「ごくわずかな人しか実行していない成功の法則」について
本連載は、ジム・ドノヴァン著、書籍『誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか実行していない成功の法則 決定版』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)から一部抜粋・編集しています。
「人生はこんなもんだ」と、どこかであきらめていませんか? 本書では、米国の人気講演家ジム・ドノヴァンが、実践的でシンプルな夢の見方とかなえ方を74章に渡って紹介しています。あなたも、本書を読むことによって、確実に夢をかなえることができます。
・自分で自分をほめる。
・完璧な人ではなく完璧な自分になる。
・自分を成功者と見なす。
・今、こう変ると決める。
・失敗など存在しないと考える
など、どこからでも読めてすぐに実行できる、74のシンプルなアイデアを紹介。
思い込みの力を利用する
あなたが生みだす結果は、あなたの行動によって決まる。問題は、私たちのほとんどが自分の能力には限界があると思っていて、ある物事を達成できないと考えてしまうことだ。自分の可能性のほんの少ししか活用せず、限られた行動しかとらず、そしてまずい結果しか残せない――そんなことは当たり前だ。
この原則の例を1つあげよう。ある人がダイエットをしようと決め、最初の何日間かは健康的な食事に挑戦する。しかし、思ったように体重が減らないのですぐにあきらめてしまう。または、営業の電話を数本かけて断られただけで、この仕事は自分に向いていないと考える。彼らがすぐにあきらめてしまうのは、自分の能力を信用していないからだ。
逆に、こうも言える。その気になればできないことはないと心から信じれば、無限にある自分の能力をさらに活用し、行動も格段に増やし、そして素晴らしい結果を生むだろう。
この法則のいい例が、『こころのチキンスープ』の著者であり、私の友人でもあるジャック・キャンフィールドの物語だ。ジャックと共著者のマーク・ヴィクター・ハンセンは、シリーズ第1作を140以上の出版社から断られている。彼らは自分たちと本を心から信じていたので、そこであきらめず、何軒も出版社を回った。そしてついに、アメリカン・ブックセラーズ・アソシエーションという比較的無名の出版社が出版を決意したのだ。『こころのチキンスープ』は、ノンフィクションの本が持つ記録のほぼすべてを塗りかえ、無数の類似本と、70以上のライセンス契約商品を生みだした。
これらの偉業が達成されたのは、ひとえにジャックとマークが「自分たちは成功できる」と確信していたからであり、本の価値を信じていたからだ。この確信があったからこそ、彼らはあきらめずに何軒もの出版社を回ったのである。
「もし現在の出版社からも断られていたら、どうしていたでしょうか?」とたずねられると、彼らはこう答える。
「出版社めぐりを続けたでしょう」
成功への提案3
どうせ思い込むなら、「きっとできる」と思い込もう。
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