「嫌なこと」には、4つのパターンがある:書くだけで人生がうまくいく嫌なことノート(2/2 ページ)
自分の「嫌なこと」を知るために、そのパターンを知っておくといいでしょう。今回は、「嫌なこと」の4つのパターンを紹介します。
自分がした「嫌なこと」ほど気付かないものはない
嫌なことのパターンその2は、ほかの人を見ていて感じる「嫌なこと」です。
「会議での発言にひどいダメ出しをされた先輩」
「上司のミスを責任転嫁されている後輩」
「社員に上から目線で指示を出されている派遣社員」
当事者が実際に嫌だなあ、困ったなあと思っているかどうか分かりませんが、自分がその立場だったら嫌だなあと思うことも結構あるものです。日ごろから、「他人の嫌なこと」に目を配っていると、観察力や課題発見力が身につき、いろいろなことに気付けるようになります。
嫌なことのパターンその3は、自分がしてしまった「嫌なこと」。実はこれがいちばん気付きにくいことです。
「先輩に指摘された」
「お客様に怒鳴られるようなことをした」
「上司に怒られるようなことをした」
と相手が反応してくれたときは、自分が何か「嫌なこと」をしたことに気付けるのですが、知らないうちに相手に対して「嫌なこと」をしていることもあるはずです。
人は自己肯定するのが得意なので、気付くのは簡単ではないかもしれませんが、「自分は人に嫌なことをしていないか?」を考えてみるだけでも大切です。けっこう思い当たることが出てくるかもしれません。
テレビドラマは「嫌なこと」を発見する最高のツール
嫌なことのパターンその4は、テレビや映画、単行本、新聞、Web、ブログ、雑誌などや、街中で偶然出合った「嫌なこと」です。報道されるニュースやドラマのセリフ、小説の主人公の態度、電車の中でのマナー違反など。
「国会で、答えたくない質問にはひと言も発しない政治家」
「ドラマで、部下のミスばかりを探して、見下す上司」
特にテレビドラマなどはキャラクターが誇張されて表現されていることも多く、「嫌なこと」にも気付きやすいはずです。
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