疲れる姿勢を“イスが”直す? オフィスチェアの進化が止まらない:さらば腰痛、肩コリ(3/3 ページ)
腰痛や肩コリを防ぐには、正しい姿勢で座ることが大事だが、案外難しいのが“その姿勢を保ち続ける”こと。最近の進化したオフィスチェアは、なんと正しい姿勢をラクに維持するためのさまざまな仕掛けが盛り込まれているという。いったいどんな機能が搭載されているのだろうか。
INSPINEにはほかにも、座面を前後に動かすことで足の長さにあわせた調整ができる機能や、お尻が前に滑らないようにする「ポスチャーサポートシート」機構、身体をデスクに近づけたいときに肘掛けを後ろにスライドできる機能など、正しい姿勢をラクに維持するためのさまざまな工夫が盛り込まれている。
ビジネスパーソンの働き方は変革の時期を迎えており、オフィス家具もそれに伴って進化を遂げている。ノートPC専用の机と椅子もあれば、集中して仕事をするのに最適化した椅子もあるなど、多様化する働き方に合ったさまざまな製品が登場しており、“自分に合った一脚”を選ぶのも一苦労だ。
そんな時代の椅子選びはどうしたらいいのか。
「椅子は実際に座ってみないと自分に合ったものかどうかが分かりませんから、ぜひ、いろいろなメーカーのいろいろな種類の椅子を座り比べた上で選んでもらいたいですね」と斎藤氏。たいていのオフィスチェアメーカーはショウルームを持っているので、まずは座りに行くところから始めるのがおすすめだという。
「座りかたには人それぞれのクセもあるので、今、ラクな姿勢が必ずしも正しい姿勢ではありません。写真などでチェックして正しい姿勢がになっていなければ、それを矯正できる椅子、さらに矯正した状態で一番ラクに座れる椅子を選んだほうがいいでしょう」(同)。
一度買ったら長くつきあうことになるだけに、姿勢のクセや働き方に合った“最高の一脚”を選びたいものだ。
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