2014年(平成26年)分の確定申告の申請受付が2月16日から始まる(期間は3月16日まで)。今回は、白色申告者の記帳と帳簿保管が義務化されて初めて迎える確定申告だ。
クラウド会計ソフト「freee」が実施した調査によれば、白色申告をする予定だと答えた115人のうち、記帳義務化を知っていたのは54%だった。白色申告は、複式簿記の記帳が求められる青色申告とくらべて簡易な記帳で済むのが特徴だったが、実際にはいわゆる“どんぶり勘定”で申請を済ませる人も多かった。義務化によって例年どおりのやり方で確定申告に臨むと税務署からの指摘が入る可能性が高まっているので注意が必要だ。
ところで、確定申告や経理業務を行う上で「一番大変だ」と思うことは何だろうか? 確定申告予定者400人を対象に尋ねたところ、最も多かったのは「日々の記帳」(29%)、「確定申告に関する知識の取得」(13%)、「領収書の管理・記帳」(10%)となった。
インターネットを使った調査で、平成26年度所得税確定申告予定の20代〜60代の男女400人から回答を得た。調査期間は2014年12月16〜19日。
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