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「freee」なら面倒な給与計算業務も1クリックで完了:仕事で使えるWebサービス
「クラウド給与計算ソフト freee」の正式版がリリースされた。「給与計算業務の知識がなくても使える」という。
クラウド会計ソフトのfreeeが、「クラウド給与計算ソフト freee」の正式版をリリースした。会計ソフトのfreeeが「簿記の知識がなくても記帳できる」とうたったのと同様に、給与計算ソフトのfreeeは「給与計算業務の知識がなくても使える」という。
給与計算は従業員を雇用する限り発生する避けられない作業だが、中小企業の経営者にとっては負担も大きい。同社が中小企業の経営者30人を対象に聞き取り調査を行ったところ、給与計算に要する時間は従業員1人当たり月平均28分だ。
給与計算ソフト freeeでは、毎月の締め日に1クリックするだけで給与計算業務のすべてを完了させるという。従業員自身が入力した勤怠情報を基に割増や減額、各種税金を自動的に計算し、給与明細を作成。会計ソフトのfreeeと連動することで記帳業務まで一気に終わらせられる。
クラウド型の利点を生かし、税制や保険料の改正にも自動的に対応する。今後のバージョンアップにより、税務署や年金事務所に提出する書類の自動作成機能を追加し、「年末調整」機能も11月中に実装予定だ。
給与計算業務で計算間違いがあってはならない。その意味でも自動化できる部分は積極的にシステム化すべきだろう。クラウド給与計算ソフト freeeの基本利用料は、従業員3人までで月額1980円(年払いの場合は1万9800円、4人以上は追加1人に付き300円)。利用初月は無料のお試し期間となる。
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