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平成26年分の確定申告、クラウド会計ソフト利用者は圧倒的に少数派――弥生調べ
会計業務を簡略化すると話題のクラウド会計ソフト。実際に確定申告をする個人事業主に利用動向を聞くと、クラウド会計ソフトの利用者は2%程度のようだ。
会計ソフトメーカーの弥生は、平成26年分(2015年3月16日期限)の確定申告を行う人を対象にクラウド会計ソフトの利用動向を尋ねた。何らかの会計ソフトを使っている人のうち、クラウド会計ソフト利用者は5.8%だった。
そもそも、確定申告予定者の中で会計ソフトを使っている人と答えた人は26.2%。4人に3人は、エクセルなどを使って帳簿を付けているようだ。つまり全体に占めるクラウド会計ソフトユーザーはわずか2%程度という計算になる。
ただし、クラウド会計ソフトの認知率を見てみると全体の約3割に当たる30.4%が「知っている」と回答。そのうちの47%が将来的な利用意向を見せており、クラウド会計ソフトの伸びしろは大きいようだ。
インターネットを使った調査で、全国の20歳以上の男女で平成26年分の事業所得の確定申告を予定している個人事業主1万2203人から回答を得た。調査期間は2015年1月26〜27日。
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