ウワサの“街角無線インターネット”を見てきました〜後編

モバイルインターネットサービスが報道関係者向けの体験会を開催。ハンドオーバーも確認できた。

【国内記事】 2001年8月29日更新

 8月29日,モバイルインターネットサービス(MIS)が報道関係者向けの体験会を催した。参加者にはルート製のIEEE 802.11b無線LANカードを備えたカシオ「カシオペアFIVA」が貸し出され,短い時間ながらも,“街角無線インターネット”を体験した。

 これまでも2度に渡って街角無線インターネットをレポートしてきたが,今回のテーマは,ずばりハンドオーバー性能を確認すること。今後,PDA端末が登場した場合には,歩きながらインターネット接続を続けるケースも考えられるため,スムーズな基地局の切り替えが必要になる。さらに,将来的にVoIPを使った通話サービスなどを展開しようと考えれば,この機能は必須だろう。

 テストは,セイフー三軒茶屋店前からスタート。その時点で基地局のアドレスは「××.××.250.10」だった(写真1)。そこから駅方向に100メートル程度移動して再度確認すると,基地局アドレスは「××.××.200.74」に(写真2)。その間,PC側の設定は変更しておらず,見た目の変化もなかった。少なくとも,ユーザーが基地局切り替えを意識することはないだろう。ストリーミング動画でも再生しながら歩けば,また違った印象を受けるのかもしれないが,時間の都合もあって断念した(さすがに,周囲の視線も気になる……)。なお,今回はチャンネルも安定し,良好な通信が維持されていたことを付記しておく。

写真1。ちなみに1つの基地局がサポートするユーザー数は4人まで(現時点)

写真2。基地局アドレスが変わった

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[芹澤隆徳,ITmedia]

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