イー・アクセス,8Mbps ADSLの通信速度データを公開イー・アクセスはユーザーの実測データを公表した。線路長が2キロ以下の場合,78%のユーザーが6Mbps以上でリンクしたという。
イー・アクセスは12月3日,同社の提供するG.dmt Annex C規格に準拠した8MbpsのADSLサービスについて,ユーザーが実際に使用する下り回線速度の測定結果を発表した。
×印でプロットされているのがユーザーの距離別回線速度。線路長(NTT交換局からユーザーの家までの電話回線の長さ)が2キロ以下の場合であれば,78%のユーザーが6Mbps以上を,そして,98%のユーザーが3Mbps以上の速度を得ている。しかし線路長が2キロ以上になると,31%のユーザーが1.5Mbps以下にとどまっている。 グラフの赤・紫・緑の線は,同社が11月1日に公表したシミュレーションの結果(11月1日の記事参照)。赤線はISDNの干渉がない“理想的な環境”を想定したAnnex Cによる回線速度の減衰曲線で,紫の線はISDNの干渉が激しい“劣悪な環境”を想定したAnnex Cの回線速度の曲線。また緑の線はISDNの干渉に弱いといわれるAnnex Aで,“劣悪な環境”下を想定した回線速度の曲線を示す。 ×印の分布を見ると,赤線と紫線の間にほぼ全てのデータが収まっており,イー・アクセスの予測に概ね合致する結果となった。同社はこれにより,Annex C準拠のサービスが「Annex Aと比較してより多くのユーザーに高速な通信速度を安定して供給できる」と結論付けている。 測定にあたっては,関東エリアでイー・アクセスが提供する8Mbps ADSLサービスのユーザーのデータが利用された。サンプル数は「数千人単位」(イー・アクセス)。なお,今回とりあげた回線速度はすべてユーザー宅―NTT局内のリンクアップ速度であり,インターネット上での実効速度とは異なる。
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