アルファ・オメガソフト,ネットワーク家電に参入ソフトウェアベンダーのアルファ・オメガソフトが,ネットワーク家電に向けた小型の組み込み用Webサーバモジュールを開発した。
富士通系ソフトウェア開発会社のアルファ・オメガソフトがネットワーク家電市場に進出する。「WebCam」のノウハウを活かし,家電にWebサーバ機能を付加する組み込み用モジュールを開発。外出先のPCや携帯電話から操作できるようにする。 WebPlugは,同社が韓国WebGateと共同開発したもの。32ビットRISCのCPUコア,2MビットのSRAMとフラッシュメモリ,シリアルインタフェースなどを1枚の基板に実装しながら,25(幅)×35(奥行き)×2(厚さ)ミリという「名刺の4分の1サイズ」(同社)を実現した。
OSは,Linuxをカスタマイズした独自のリアルタイムOS。簡単なスクリプト言語により,機器に応じたプログラミングが可能だという。同社では,これを家電メーカーなどに対して供給する計画だ。
アルファ・オメガソフトの佐々木隆仁社長は,「WebPlugを使えば,最低限のコストで家電製品をネットワーク対応にできる」とアピール。併せて開発環境を提供することで,家電のネットワーク化を迅速に進めるとした。 「開発を表明してから,既に100件近い問い合わせを受けている。用途は広いが,まずはPDPやプロジェクターなど,(ネットワークと)親和性の高い付加価値製品から搭載されるだろう」(同氏)。 WebPlugは,既にサンプル出荷を開始しており,2002年6月には量産出荷が可能になる。価格は3000〜5000円(1000個ロット時)になる見込みだ。 また同社では,WebPlugの1チップ化を検討しているほか,IPv6への対応も視野に入れているという。
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