中国電力系通信事業者もFTTHサービス開始

電力系グループによるFTTHサービス発表が相次いでいる。中国電力グループの中国情報システムサービスは，2月20日からFTTHなどのインターネット接続サービスを開始した。

【国内記事】

2002年2月20日更新

　中国電力グループの情報通信事業者，中国情報システムサービスは2月20日より，光ファイバー網を利用したインターネット接続サービス「MEGA EGG」を開始した。FTTH，無線アクセス，PHSの3つの接続方式が用意され，いずれもプロバイダ契約不要の定額サービスとなる。

接続形態	サービス名	最大通信速度	＊月額基本料
FTTH	EGGファイバー	100Mbps	5400円（回線接続装置使用料900円と配線設備使用料200円は別途必要）
無線アクセス	EGGウェーブ	11Mbps	3600円（回線接続装置使用料600円は別途必要）
PHS	EGG64	64Kbps	3000円

＊ほかに，初期費用としてEGGファイバーなら3万円などが必要

　ユーザーはメールアカウント1つと5Mバイトのメールボックス，10Mバイトのホームページ容量を利用できるほか，オプションとして有料でメールアカウントなどを追加することもできる。IPアドレスは，動的グローバルアドレスが割り当てられるという。

　サービス対象地域は広島市（中区・西区）と廿日市市の一部地域（約3万7000戸）で，今年4月には6万7000戸程度に拡大する予定。来年度中には中国地域の主要都市でのサービス提供を予定している。

　申し込みは現在，同社ホームページおよびフリーダイヤル（0120-050-017）で受け付けている。なお，MEGA EGGとアステルPHSをセットで契約すると，PHSの月額基本料から1000円を割り引きする特典がつく。

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