マイクロソフト,コンシューマー向け新構想「eHome」発表

マイクロソフトは3月13日,都内のホテルで記者発表会を行い,ホームネットワークに関する同社の新しいコンシューマー向け構想「eHome」を発表した。

【国内記事】 2002年3月13日更新

 マイクロソフトは3月13日,都内のホテルで記者発表会を行い,ホームネットワークに関する同社の新しいコンシューマー向け構想「eHome」を発表した。eHomeは,家庭内に設置する「FreeStyle PC」を,ワイヤレスLANやネットワーク通じて,テレビやビデオ,AV機器などのメディアとつないで統合し,リモコンを利用することにより,ユーザーが場所の制約を超えて音楽や写真,ビデオ,テレビ,DVDなどをPCで活用する環境を実現していこうというもの。マイクロソフトは,2001年の11月に,新事業部門として「eHome」の設立を発表,新しいデバイスとして「Mira」をリリースするなど,ホームネットワークの分野への注力をアピールしている。

eHome部門の責任者,マイケル・タットゥンギ氏

 米マイクロソフトのeHome担当バイスプレジデント,マイケル・タットゥンギ氏は,このeHomeによるPCの利用形態を「10フィートエキスペリエンス」と呼ぶ。同社がビジョンとして重視しているのは,「デバイス間の接続性」「パーソナライズ化されたPC体験」「時間や場所を選ばないアクセス」だ。

 柱になる同社の技術基盤としては,Windows XPやXP Embedded,Windows CE,Windows Terminal Serverなどで構成される「Windows Powered」が挙がる。

 さらに,情報家電などのサードパーティー製品も接続できる「UPnP」(Universal Plug and Play),狭い帯域でも品質の高いAVを可能にするコーデックや,Windows Media Player,著作権管理,メディアライブラリーなどの機能を提供する「Windows Media」,そして,.Netが推進する「XML Webサービス」も取り込んでいくという。

 また,FreeStyle PCは基本的に,Windows XPにFreeStyleのインタフェースを定義するシェルを追加する形を取る。

 eHomeには,NECとサムスン,ヒューレット・パッカードの3社がパートナーとして参加する。パートナーとしては,ユーザーとのインタフェースをある意味ではマイクロソフトに奪われる状況になり,eHomeをサポートすることにメリットがあるかを疑問視する声もある。

 これについて,タットゥンギ氏は,「UPnPなどによってPCと連携した新しい利用方法が生まれるため,メーカーは新しいデバイスを開発する機会を得る」と話し,パートナー企業にとっての利点に触れている。

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[怒賀新也,ITmedia]

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