アッカ,ADSL判定システムが進化――「経路情報」対応アッカ・ネットワークスはNTTの公開した電話回線の経路情報を利用し,伝送損失も含めてユーザーのADSL速度を予測できるサービスを始めた。
アッカ・ネットワークスは4月11日,ADSL導入時のユーザー環境を「伝送損失」も含めて予測するサービスを開始した。1.5Mbpsと8Mbps,どちらのADSLサービスを利用すべきか判断できる上,開通時のおおまかな通信速度も示す。 同社は以前から,NTT収容局からユーザー宅までの直線距離により通信環境を予測するサービス(11月14日の記事参照)を提供していたが,これをバージョンアップしたかたちだ。 サービスには先日NTTが公開した,電話回線の経路情報(3月15日の記事参照)を利用する。ユーザーはまず,NTTのホームページ上で自宅の電話番号を入力,NTT収容局から伸びている回線で“伝送損失”,すなわち信号の劣化度合いが何dB(デシベル)あるか確認する。 次に,アッカ・ネットワークスのホームページにアクセス。さきほどの伝送損失の値を入力し,自宅の電話番号を入力すれば,通信環境が判定される。
自宅の環境は8Mbpsに合格。グラフを見る限り,2〜3Mbpsは出そうだ(写真はクリックで拡大)
これまでユーザーは,NTTのサイトで伝送損失を確認しても「45dB以下が8Mbps導入の目安」ぐらいの判断材料にしかならなかった。NTT収容局からの距離にしても,イー・アクセスのフィールドデータなどとつきあわせて,独自に判断する必要があった。 しかし,アッカでは所定の項目を入力するだけで,同社の3840サンプルからなるフィールドデータに基づいてリンク速度分布を示す。ユーザーからすれば,また1つ判断材料が増えたわけだ。なお,言うまでもないが,これらの予測はあくまで参考値であり,実際の結果を保証するものではない。
関連記事 [杉浦正武,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
最新スペック搭載ゲームパソコン
FEED BACK |