J-DSL買収,「否定はしない」〜イー・アクセスイー・アクセスの千本倖生社長は,日本テレコムのADSL網を買収する可能性を示唆した。
イー・アクセスの千本倖生社長は,日本テレコムのADSL網を買収する可能性を示唆した。これは,5月8日に行われた同社の事業戦略説明会で質問に答えたもの。4月中旬の時点では「何も決まっていない」としていた同社だが,今回は「否定はしない」(千本氏)という。
日本テレコムは,全国840のNTT収容局にJ-DSLを展開し,約18万人のユーザーを獲得している。しかし,4月25日に同社が発表した新しい経営計画「プロジェクトV」では,コンシューマー事業そのものを「加入者数重視」から「収益性重視」へ転換することを明記。J-DSL事業を「ノンコア事業」と定義したうえで,「今後アウトソーシングを検討するサービス」に含めている。 大株主である日本テレコムが方針を定めたことで,イー・アクセス側も対応を決めた模様。買収が実現すれば,イー・アクセスはADSL加入者シェアで18%,約43万ユーザー(いずれも2002年度3月末時点の数字から算出)を抱えることになる。ただし,千本氏は「どのような形で展開するかを検討している段階」として,詳細を語ることは避けた。
関連記事 [芹澤隆徳,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
最新スペック搭載ゲームパソコン
最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
FEED BACK |