IEEE 802.11aでHDDレコーダーと連携〜富士通富士通のノートPC「FMV-BIBLO」には、ワイヤレスホームネットワークを利用したユニークなモデルがある。AV機器とノートPCが連携する同社の提案とは?
富士通は5月14日、ノートPC「FMV-BIBLO」の夏モデルを発表した(別記事を参照)。「LOOX」シリーズをはじめ、5機種にIEEE 802.11b対応の無線LANを搭載したほか、A4ノートの「NE」シリーズには、BluetoothとIEEE 802.11aを採用したモデルもラインアップ。併せて、オーディオやTVを絡めたアプリケーションを提案している。 「FMV-BIBLO NE12AT」は、IEEE 802.11a準拠の無線LAN機能を内蔵。外付けの「ワイヤレスTVステーション」には、IEEE 802.11aのアクセスポイント機能をはじめ、TVチューナー、ハードウェアMPEG-2エンコーダー、そして40GバイトのHDDが内蔵されており、HDDレコーダーとして動作する。
TVの予約録画や視聴は、松下電器産業製のソフトウェア「Panasonic TVfunSTUDIO forワイヤレスTVステーション」で行う。ノートPC経由で予約しておけば、TV番組がワイヤレスTVステーションに蓄積されていく仕組みだ。ノートPCのHDDを占有することなく、録画できる点がありがたい。 録画した番組は、無線LAN経由で視聴可能だ。ノートPCを持ち歩けば、寝室などでも観ることができる。もちろん、ワイヤレスTVステーションとADSLモデムなどを接続して通常のインターネット接続に利用することも可能だ。
一方、同じNEシリーズの「NE12AB」には、Bluetooth ver.1.1準拠のワイヤレス通信機能が標準搭載された。また、「AIRJUKE」と呼ばれるBluetooth端末が添付されており、ノートPCで再生した楽曲をワイヤレス伝送する。伝送距離は見通し50メートルだ。
AIRJUKEには、オーディオのアナログ入出力端子(ミニジャック)があり、これをコンポのLINE IN端子などに接続しておけば、オーディオ用のスピーカーを使って音楽を視聴できる仕組み。充電用の専用クレードル(AIRJUKEホルダ)にもラインアウト端子が用意されているため、オーディオに常時接続しておくことができる。 また、AIRJUKEにヘッドホンをつなげば、ワイヤレスヘッドホンに早変わり。ヘッドセットなら、「Windows Messenger」などを使ったIP電話にも利用できるという。 いずれのモデルもオープンプライスだが、店頭ではFMV-BIBLO NE12ATが34万円前後、同NE12ABが26万円前後で販売される見込み。5月下旬より順時発売する予定だ。 関連記事 富士通、ノートPCの夏モデルを発表──ワイヤレスエンタテインメント機能も 新プロファイル登場で新市場目指すBluetooth 関連リンク 富士通 [芹澤隆徳, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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