ニュース 2002年8月22日 04:35 PM 更新

イー・アクセス、「BBTの主張には正当な根拠がない」

イー・アクセスは8月22日、Yahoo!BBを運営するビー・ビー・テクノロジーが同社を相手取った訴訟準備を進めていると報道された件で、反論をWebサイトに掲載した

 イー・アクセスは8月22日、ビー・ビー・テクノロジー(BBT)が同社を相手取った訴訟の準備を進めていると明らかにした件で、同社の見解をWebサイトに掲載した。同社は、「直接的には、公式にも非公式にも抗議を受けていないため、本来は回答する必要はない」と前置きしたうえで、「BBT側の主張には正当な根拠がない」としている。

 BBTの孫正義社長は8月20日に記者会見を開き、ADSLサービス「Yahoo!BB」について、イー・アクセスが同社の営業を妨害したとして、イー・アクセスを相手取った訴訟準備を進めていることを明らかにした(20日の記事を参照)。

 BBT側が営業妨害として挙げたのは2点。1つは、「Annex.Aは収容局距離が2キロ以上になると著しく転送速度が落ちる」という“誤った”データをWebサイトに掲載している点だ。このデータは、昨年11月にイー・アクセスが発表した実験結果のプレスリリースを指す。しかし、イー・アクセス側は「リリースでは、他社のサービス名称などはまったく出していない。客観的な実験結果の公表が営業妨害にあたるという主張には賛成できない」という。

 もう1点は、イー・アクセスが7月12日に開催した技術勉強会で、同社のCTOの小畑至弘取締役が、「Yahoo! BB 12M」で使用されるAnnex A.exに触れ、「BBTが他社ADSLサービスとの干渉などの十分な検証がないままに商用電話回線を使ってフィールド実験を開始したのは問題」「TTCが標準化した計算手法によると、Annex C.xはISDN並みの干渉レベルに抑えられているが、Annex A.exはC.xの3倍程度干渉する可能性がある」などと発言したこと。

 イー・アクセスは、これに関しても「TTC標準にしたがって計算した結果を客観的に述べたものであり、営業妨害にはあたらない」という。また、「BBTが事前に検証しないままで現実の運用を行ったことは、不適当であったと考えている」と小畑氏の言葉を繰り返した。

 今回は、BBTからイー・アクセスへ直接のアプローチがなかったため、イー・アクセスは各社の報道内容を検討したうえで反論をまとめたという。「報道された限りでは、BBT側の営業妨害との主張には、正当な根拠がないと認識している」(イー・アクセス)。



関連リンク
▼ 一部報道に対するイー・アクセスの見解について(イー・アクセス)

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[ITmedia]

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