特集:で、ブロードバンドで何ができるの?(2)
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サービス名 | 料金 | データ容量 |
Yahoo! Briefcase | 無料(Yahoo! JAPAN IDが必要) | 30Mバイト |
宅ふぁいる便 | 無料 | 〜40Mバイト(ファイル送信専用) |
InternetDisk | 無料、800円/月、1300円/月 | 5Mバイト〜、500Mバイト、1Gバイト |
フォトハイウェイ・ジャパン | 無料(画像のみ) | 100Mバイト |
iTrustee | 500円/月〜(3Mバイトまで6ヶ月間無料) | 1GB〜 |
Webpocket | 500円/月〜(50Mバイトまで6ヶ月無料) | 1GB〜 |
Xdrive Japan | 300円/月〜 | 25Mバイト〜 |
デジタルトランクサービス | 300円〜(10Mバイトまで無料) | 30Mバイト〜 |
ネットを介してファイルをやり取りする方法としては、「P2P(Peer to Peer)ソフト」(用語参照)と呼ばれるファイル交換ソフトを使用する方法もある。ユーザー同士がネットワークを構成し、直接ファイルのやり取りを行うというものだ。
P2Pソフトを使えば、ファイルを自分だけ、あるいは仲間うちで楽しむにとどまらず、世界中の不特定多数の人間と共有、交換して楽しむことが可能になる。もちろん、ビジネス用途で開発された、使用する人間を限定できるセキュアなP2Pソフトもあるが、ここではやや自由度の高い、一般ユーザーが家庭で楽しむものを紹介しよう。
ただし、法律を無視した悪用は厳禁だ。現に、市販ソフトを交換していたユーザーが逮捕されたり、特定のファイル交換サービスに差し止め命令の仮処分が出たりしている(関連記事1、2参照)。著作権を無視したファイル交換は違法なだけでなく、正しく利用している他のユーザーにも迷惑を及ぼすことになる。どのような目的でP2Pソフトを使用するかを熟慮し、ユーザーの自己責任において行っていただきたい。
P2Pソフトの王道?「WinMX」現在、日本で最も多くのユーザーが利用していると思われるのが、「WinMX」だ。WinMXは、Napsterとの互換性を持ち、複数のネットワークに同時接続できるP2Pソフト。MP3ファイルや動画ファイルなど、どんなファイル形式でも共有できるほか、ファイルの転送が途中で失敗しても、失敗したところから再開できる点が特徴だ。
現在公式ホームページで配布されている最新バージョンの「3.31」を使って、設定を行おう。ユーザー名や使っている回線の速度、共有ファイルフォルダなどをインストール時に設定していく。一番のポイントは接続の設定だ。自宅でLANやファイアウォールを導入している場合は、デフォルトの設定ではファイルをやり取りする相手からの通信を受け取れないことが多い。手動での設定方法が分からない場合は、設定画面の「外部からのTCP接続」を「外部からのTCP接続を受け付けない」にしておけば問題ないはずだ。
WinMXのメニューは英語だが、日本語化することもできる。最新バージョンの「3.3」なら、日本語化テキストをWinMXがインストールされているフォルダにコピーするだけでよい
ネットワークに接続できたら、ダウンロードしたいファイルを検索すると、リストが表示されるはずだ。欲しいファイルが見つかったら、「ダウンロード」ボタンを押すだけ、と手順は簡単。ただし、複数のユーザーから相手に要求がきている場合は順番待ちとなるので、気長に待とう。また、インスタント・メッセンジャー(IM)で事前の了解を得ないと、ファイル交換に応じてくれないユーザーも多い。そのような場合は、丁寧にお願いするようにしよう。
純国産ソフト「Winny」もう1つのP2Pソフト「Winny」は、掲示板サイト「2ちゃんねる」でのやり取りから生まれた、純国産ソフト。共有するファイルを暗号化して匿名性を確保するほか、ファイル交換の際に第3者のPCを経由してファイルをやり取りするという、独特の手法(「キャッシュ」と呼ばれる)をとっている。また、ファイル共有だけでなく掲示板も搭載し、スレッドを作成して書き込むことが可能だ。
インストールやポートの設定、基本的な使用方法は非常に簡単。WinMXと同様に、ルータなどを使用している場合は「ルータ経由のため外部からの接続が不可能」を設定で選択しよう。ただしWinnyでは、前述の手法を採用している関係から、まずは他のユーザー(「ノード」という)に接続する必要がある。そこで、ノード情報を公開しているサイトなどでノード情報を取得し、登録しておこう。
なお、P2Pで注意しなければならないのは、PCのハードディスク(HDD)HDD容量。特にWinnyは、ダウンロードしたファイルだけでなく、経由されたファイルのキャッシュもどんどんたまっていく。あっというまにファイルが増えるので、HDD容量には十分な注意が必要だ。
関連記事[三浦恵未,ITmedia]
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