一般人に、あのボブ・サップがボロ負け!? AOLモバイルは3月13日、携帯電話の入力方式「T9」の利便性をアピールするイベントを行い、ドコモAOLのISP会員を招待した。会場には、“ビースト”の異名をとる格闘家、ボブ・サップが登場。一般参加者を相手に、文字入力の速度を競ったが、大差で敗北した。
T9とは、もともと重度の身体障害者向けに開発された、独特の文字入力システム(用語参照)。たとえば「おはよう」なら、順に「あ」「は」「や」「あ」と入力して、変換キーを押す。ここでいくつか変換候補が現れるので、そこで「おはよう」を選択する――という仕組みだ。変換候補さえ上手く表示されれば、通常の文字入力方法より大幅に効率がよい。
同技術は米Tegic Communicationsが開発したものだが、のちにAOLが同社を買収。AOLモバイル/テジックコミュニケーションズの技術として、端末開発メーカーなどに採用をアピールしている。現在、世界50カ国以上で180機種以上に搭載されており、日本ではJフォンの「J-DN31」や、「N504i」「N504iS」「FOMA P2102V」などに搭載されている。
[杉浦正武,ITmedia]
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