特集:ブロードバンドで5.1chサラウンド
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ビデオデータ | 標準サイズ(MPEG-2) | WMV Proの場合 |
480/24p(720×480ピクセル/24fps) | 4〜6Mbps | 1.3〜2Mbps |
480/30i(720×480ピクセル/24fps) | 6〜8Mbps | 2〜4Mbps |
720/24p(1280×720ピクセル/24fps) | 19Mbps | 5〜8Mbps |
オーディオデータ | 標準サイズ | WMA Pro |
2ch×48KHz×20ビット | Dolby Digital 2.0(220Kbps) | 128Kbps |
6ch×48KHz×20ビット | Dolby Digital 5.1(384Kbps) | 192〜256Kbps |
6ch×48KHz×24ビット | DTS 5.1(1,536Kbps) | 768Kbps |
既に、PCでDolby Digital 5.1ch再生環境を構築している人も多いことだろう。今やノートPCでもデジタル出力(主に光)を利用することでDVDビデオの5.1ch再生が可能であり、光ケーブル1本でPCと接続するだけで、手軽に5.1ch再生を可能にするアンプ(ドルビーデジタルデコーダー内蔵)やスピーカーキットが多く販売されている。デスクトップPCでも、デジタル出力(光、または同軸)でアンプと接続する形が主流だ。
しかし、残念ながらWindows Media 9のマルチチャンネル再生は、光や同軸ケーブルでのデジタル接続では行えない。DVDビデオ5.1ch再生の場合、記録された音声のデジタルデータをそのままアンプへ送り出し、アンプ側で5.1chの音声信号へデコードしているからだ。デジタル入力が可能なアンプのほとんどはPCMの2ch、もしくはDolby Digital 2/5.1chのデコード機能しか備えていない。
デジタル接続でも、方法論としてはWindows Media 9の5.1ch音声をDolby Digital の5.1chのデジタルデータに変換して送り出せば良いことになる。しかし、これはライセンスの絡みもあって非現実的だ。米Dolbyのライセンス料金が決して安くないのは有名な話。そしてDolby Digitalの場合、エンコードにもデコードにもライセンス料金が発生する。
では、どのような環境ならWindows Media 9の5.1chは再生できるのだろうか。Windows Media 9の場合、5.1ch分の音声データはPC上のソフトウェアでデコードし、これを音声信号としてすべてアンプへ送り出す必要がある。これをサポートするのは、5.1ch分のアナログ出力を持つサウンド機能(オンボードサウンド、サウンドカード)、もしくはマルチチャンネルをサポートするUSB接続のサウンドユニットだ(これらの条件を満たすだけでなく、Windows Media 9のマルチチャンネル再生に対応した製品であることが原則だ)。また、Windows Media 9のサポートの問題から、OSもWindows XPに限定される点に注意したい。
次回からは、主にWindows Media 9に対応したUSB接続のサウンドユニットをレビューしていく。これらの製品は、USBケーブル1本で接続するだけでDVDビデオもWindows Media 9のコンテンツも5.1chで再生可能。この手軽さは、今後PCでマルチチャンネル再生を楽しむときの主流となる可能性が高いのだ。
特集:ブロードバンドで5.1chサラウンド 1/5 |
[坪山博貴,ITmedia]
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