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2003/05/07 19:36:00 更新 |
KDDI、携帯によるワンタイム利用可能な無線LAN実験
公衆無線LANのIDとパスワードの発行に携帯電話を利用する例が増えている。KDDIは空港やホテルロビーなどで利用できる公衆無線LAN実験で、au端末からワンタイムパスワードを取得して利用できるようにする
KDDIは5月7日、公衆無線LANサービスの実験を行うと発表した。5月14日から9月30日までの間、空港やホテルを中心とした計8カ所で無料でインターネット接続を行える。
利用は、携帯電話を使ったワンタイム利用、事前に申し込むISPローミングの2種類。au携帯電話のEZwebからアクセスすることで、当日利用可能なIDとパスワードが提供される。詳細なアクセス方法は未定だが、EZwebの公式メニューに含まれる見込み。ISPローミングは、当初DIONユーザーが対象となる。
アクセスポイントは、新千歳空港、関西国際空港、宮崎空港の各国内線搭乗待合室。および、東京ドームホテル、センチュリーハイアット東京の各ロビー、ガーデンエアタワー、KDDI大手町ビルの各1階ロビーとなる。KDDIはこれまで何度か公衆無線LANの試験サービスを実施しているが、「今回、公共の施設にエリアを広げた」(KDDI)。
携帯電話を利用して、公衆無線LANのIDとパスワードを取得する方法は、日本テレコムも試験サービスとして提供を始めている(4月16日の記事参照)。携帯電話の少額課金システムを利用できるのがメリットの1つだが、KDDIの今回の実験では課金方法の見通しは明らかにしていない。「事前に申し込みがいらない。その場で利用したいときに利用できる」(KDDI)のがメリットだとしている。
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[斎藤健二,ITmedia]