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2003/05/20 23:59:00 更新 |
ビジネスシヨウ2003レポート
KDDI、FTTHのコンテンツ配信サービスを参考出展
KDDIは、FTTH回線とSTBを用いたコンテンツ配信サービスのデモを行っている。サービスのインタフェースや、STBなどを確認しよう
KDDIはビジネスシヨウTOKYO 2003会場で、FTTH回線とSTBを用いたコンテンツ配信サービスのデモを行っている。決算説明会で明らかにされた事業の(記事参照)、参考出展という位置付け。
これがメイン画面。中央には映画「シカゴ」のデモムービーが流れていた。映像はもちろん、全画面表示させることが可能
メイン画面の左には、「ビデオ」「チャンネル」「カラオケ」「レッスン」「生活情報」と5項目が並ぶ。「ビデオはビデオ・オン・デマンドサービス、チャンネルとは、IPマルチキャストを用いた放送に似たサービスのこと。レッスンとあるのは、テレビ電話を利用しての英会話教室などを想定している」(KDDI説明員)。
デモでは、STBとしてパナソニック製の端末を採用していた。これを本サービスでも利用するのか、気になるところだが、「サービスで利用する機能や、価格なども考慮した結果、現時点でこの端末になった」(説明員)。もっとも、これでほかのベンダーの製品を利用しない、というわけではないという。
テレビ電話サービスの提供を予定している割には、STBにはWebカメラが付属していない。これは、サービスを利用したいユーザーだけが、別にパーツを購入して取り付けるイメージだという。
リモコンには「ブロードバンドラジオ」「ブロードバンドテレビ」「ハードディスクレコーダー」といったボタンが見える
コンテンツは、現在「ハリウッドも含めて」(説明員)検討、交渉を進めている段階。ただし、詳細はほとんど明らかにされなかった。このほか、料金体系やサービスの詳細な開始時期なども未定のままだった。
「コンテンツプロバイダと交渉段階にあることや、法律の問題(電気通信役務利用放送法)を詰めていないこともあって、現時点ではサービスを提供するか未定と答えざるをえない」(説明員)。
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KDDI
[杉浦正武,ITmedia]