Bluetooth SIGはBluetooth 1.2が承認前の最終段階に入ったとアナウンスした。特徴はセキュリティの強化や無線LANとの共存など。
Bluetooth SIGは6月18日、Bluetooth 1.2が承認前の最終段階に入ったと発表した。 Bluetooth 1.2は、1.1との下位互換性を保ちながら、ユーザーがパーソナル・エリア・ネットワーク内で使うと予想される家電や情報機器などの開発基盤になるよう策定されているもの。 主な強化点は、1)Adaptive frequency hopping(4月17日の記事参照)の採用 2)音声処理機能の強化 3)QoS機能の強化 4)匿名モードのサポート の4点。 Adaptive frequency hoppingは、Bluetoothと同じ2.4GHz帯を使う無線LANやコードレス電話、電子レンジなどとの相互干渉を低減する機能。ビットレートの劣化を見て、ぶつかっていると思われるチャンネルを次のホッピングから避ける仕組みだ。 また、騒音下でも良好な音声通話を保つためにエラー検出法を採用、1回の無線通信で一度に複数のクライアント機器と交信可能にするため、トラフィック・マネジメント・スケジューリングが改良された。セキュリティ面では、無線の物理アドレスを隠すことで、発信元の特定や通信傍受を防げるようになる。 Bluetooth SIGは、携帯電話やPCなどの各種製品をBluetooth対応にする際の使い方や製品機能をまとめた2種の実装ガイドを用意。プロダクト・デザイナー向けのこのガイドは、アソシエイツ会員の意見を反映させた後に、SIGのWebサイトで公開される予定。 関連記事![]() ![]() ![]() ![]() 関連リンク ![]() [後藤祥子,ITmedia] ![]() モバイルショップ
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