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2003/08/20 16:23:00 更新 |
総務省、NTT西にソフトバンクBBとの協議再開を命令へ
電気通信事業紛争処理委員会は8月20日、総務大臣からの諮問に対し「NTT西日本に、ソフトバンクBBとの協議再開を命ずることが適当」とする答申を行った。
電気通信事業紛争処理委員会は8月20日、総務大臣からの諮問に対し「NTT西日本に、ソフトバンクBBとの協議再開を命ずることが適当」とする答申を行った。今後、総務省から命令が行われると見られる。
今年5月に、ソフトバンクBBが協議再開の命令を行うよう、申し立てを行っていたが、これが認められたかたち。ソフトバンクBBは、以前からNTT収容局のMDF(用語参照)工事を自ら実施できるよう、NTT西日本に要望していた。しかし交渉が決裂、上述の申し立てにつながっていた。
6月18日に、NTT西日本を当事者とする聴聞が開催され(記事参照)、7月16日には電気通信事業紛争処理委員会に、「協議再開を命ずることが相当ではないか」と、諮問が行われていた。同委員会は、5回の審議を経て、今回の答申をとりまとめた。
なお、答申では協議再開を命ずることが「相当」と認めているが、接続工事そのものについては「ソフトバンクBBが当然に行い得るものではない」とコメント。工事を行う主体、方法について、当事者間で調整を行うべきと付言している。
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総務省の報道発表
[杉浦正武,ITmedia]