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2003/08/26 17:43:00 更新 |
さらに高速化したAtermWB7000H2、セットモデルで発売
NECアクセステクニカは8月26日、ワイヤレスブロードバンドルータ「AtermWB7000H」の後継となる「AtermWB7000H2」を発表した。従来モデルとの違いは、有線スループットが70Mbpsから90Mbpsに高速化したこと。
NECアクセステクニカは8月26日、ワイヤレスブロードバンドルータ「AtermWB7000H」の後継となる「AtermWB7000H2」を発表。IEEE 802.11b無線LANカードやイーサネット接続の無線LAN子機をバンドルしたセットモデルを発売した。価格はオープンプライスだが、店頭では無線LANカードセットモデルが1万6800円、イーサネットアダプタセットモデルが2万6800円程度になる見込みだ。
イーサネット子機「AtermWL11E2」(左)は、LANポートを2つ搭載しており、別途ハブなどを用意することなく2台のデバイスを接続可能。ゲーム機などにも利用できる
従来モデルとの大きな違いは、有線スループットが70Mbpsから90Mbpsに高速化したこと。実効スループットは、PPPoE接続で約80Mbps、ローカルルータ接続で約90Mbpsを記録するという。また、最大3セッションの同時接続が可能な「PPPoEマルチセッション」、音声ガイド付きの初期導入ユーティリティ「音声ガイド付きらくらくウィザード」などを採用した。無線LAN利用時には、64bit/128bit WEPにくわえ、ESS-IDのビーコン信号を隠すステルス機能を利用できる。
これらの新機能は、上位モデルの「AtermWB7600H」で採用されているもの。無線LAN部分がIEEE 802.11bである以外は、上位モデルと変わらない性能を持ったといっていい。
なお、新製品はNTTドコモの企業向けリモートアクセスサービス「XWave」への対応を予定している。XWaveは、外出先からFOMA端末やDo-Pa、@FreeDなどを使い、社内LANにセキュリティを確保しながら接続できるというもの。AtermWB7600Hのほか、従来モデルのAtermWB7000H、AtermBR1500Hがサポートする予定だ。いずれも9月1日に対応ファームウェアがリリースされる。
型番 | 概要 | 価格(店頭予想価格) |
PA-WB7000/BC2 | .11bカードセット | オープン(1万6800円) |
PA-WB7000/BE2 | イーサネット子機セット | オープン(2万6800円) |
単体販売はなし
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XWaveへの対応(AtermStation)
XWave(NTTドコモ)
[芹澤隆徳,ITmedia]