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2003/09/17 23:50:00 更新 |
WPC EXPO 2003レポート
IPテレビ電話を行えるSTB 〜住友電工
TEPCOひかりブースでは住友電工ネットワークス製のSTBが展示されていた。MPEG-2の2Mbps〜6.5Mbps、あるいはMPEG-4の64Kbps〜2.5MbpsでのIPテレビ電話を行える。
WPC EXPO 2003会場で、TEPCOひかりブースでは住友電工ネットワークス製のIP-STB(セットトップボックス)が展示されていた。ブロードバンド放送サービスや、VoD(ビデオオンデマンド)サービスに対応するほか、双方向のIPテレビ電話サービスに利用できるのが特徴。
本体の厚さは25ミリ
テレビの上にカメラを設置するイメージ。相手の顔も、クリアに見えている
STBによるテレビを利用したコンシューマ向けビデオチャットといえば、従来はISDNを利用したものが多かった。しかし本端末では、ADSLやFTTHといったブロードバンド回線を利用し、MPEG-2の2Mbps〜6.5Mbps、あるいはMPEG-4の64Kbps〜2.5MbpsでのIP通信を行える。
新開発のFEC(フォワードエラーコレクション:順方向誤り訂正)技術、「Raptor」によりパケット欠損修復を行うのが特徴。これにより、「100msec.以下」(説明員)という低遅延のデータ処理を実現した。IPテレビ電話を行うときのみならず、放送サービス、VoDサービスを利用する際にも効果があるという。
Java VMを搭載するほか、HTMLブラウザに対応する。各種DRMや、ミドルウェアのカスタムインプリメンテーションにも応じていきたいという。
背面には10/100BASE-TXのLANポートを搭載する
事業者からレンタル提供されることを想定しているが、価格は3〜5万円になる見込み。12月にも、事業者側からの発表がある見込みだという。
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[杉浦正武,ITmedia]