リビング+:ニュース 2003/09/18 04:22:00 更新

WPC EXPO 2003レポート
NTT-BP、VoIPアダプタとWake on LAN対応端末を展示

NTT-BPは、NTT東日本ブースで宅内向けVoIPアダプタ「M2X Gphone Gateway」を参考出展した。あわせて、ユーザーが操作しなくても自動的にコンテンツをダウンロードしてくれる「Wake on LAN端末」も出品。

 エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム(NTT-BP)は、「WPC EXPO 2003」のNTT東日本ブースで宅内向けVoIPアダプタ「M2X Gphone Gateway」を参考出展した。あわせて、ユーザーが操作しなくても自動的にコンテンツをダウンロードしてくれる「Wake on LAN端末」も出品している。

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電話機の下になっているのがM2X Gphone Gatewayプロトタイプ。左側の赤と黒の端末は、無線LAN機能未搭載の試作機

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製品は、こちらの試作機よりも一回り大きくなる見込みだという

 M2X Gphone Gatewayは、NTT-BPと提携したエムトゥエックス(M2X)および米VLIが共同開発したもの。無線ルータにVoIPアダプタを統合し、さらにIP電話の転送機能を付加している。自宅にかかってきた電話をNTT-MEのVoIPバックボーン経由で携帯電話やPDAに転送できるほか、ホットスポットでPDAから自宅に電話をかけることもできる(詳細は12日の記事を参照)。

 会場では、実際にPDAから発信し、無線LAN〜インターネット〜NTT-MEのゲートウェイを経由して携帯電話に着信するというデモンストレーションを行っている。なお同社では、11月をメドに一般モニター(無線LAN倶楽部会員が中心)を募集し、実証実験を行う計画だという。

電車の中でWake on LAN

 一方のWake on LAN端末は、Pocket PCに専用ソフトを組み込んだもの。PDAがスリープ状態でも無線LAN倶楽部のホットスポットに入ると自動的に復帰し、コンテンツをダウンロードしてくれる。

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展示機はNTTドコモの「musea」

 通常、PCのWake on LANはNICが専用パケットを受け取って起動するが、こちらは少し違う。NTT-BPによると「PDAがスリープ状態になっていても、一定の時間ごとに無線LANの電波を検索する仕組みだ。液晶画面はオフのため、電池寿命を大きく減らすことはない」という。

 現在はソフトの検証を進めており、配布方法などは今後の検討になる。なお、対応するPDAについては「現在、無線LAN倶楽部がサポートしている機種(Pocket PC)なら動作する見通しだ」(同社)。

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関連リンク
▼ニュースリリース(NTT-BP)

[芹澤隆徳,ITmedia]



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