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2003/10/16 20:49:00 更新 |
「シームレスアクセス技術」に8割が期待 〜アッカ
アッカ・ネットワークスと通信総合研究所は10月16日、「モバイル環境におけるシームレスアクセス技術」の共同検証実験結果を公表した。79%のユーザーが、シームレスアクセス環境を肯定的に評価した。
アッカ・ネットワークスと通信総合研究所は10月16日、「モバイル環境におけるシームレスアクセス技術」の共同検証実験結果を公表した。これは、100人のモニターを対象に無線LANやPHSのシームレス接続ソフトウェア、関連ハードウェアを提供し、1カ月半にわたり実験を行ったもの(記事参照)。有効回答数は、88人だった。
実験では、有線LANと無線LAN、PHSのいずれかを自動選択して、ネット接続するシステムをモニターに提供した。“料金優先か、速度優先か”などのユーザーの好み、およびPC利用環境も判断した上で、環境に応じてアクセス手段をシームレスに切り替えられるようにした。
この結果、79%のユーザーがこうした環境を肯定的に評価した。シームレス通信環境で利用したいサービスは、1位が「IP電話」で、2位が「動画」だった(下図参照)。
どの無線システムのシームレス接続を求めるか、という項目では「全ての無線アクセスシステム」が68%でトップ。以下、「無線LANとPHS」が14%、「無線LANと3GとPHS」が13%だった。
将来所有したい端末を問う項目では、「携帯電話のみ」と「PDAのみ」が19%で同率首位。2位が17%の「携帯電話とノートPC」、3位が16%で「携帯電話とPDA」となっている。調査では、携帯したい端末にどのようなインタフェースを望むかもアンケートを行っている(下図参照)。
なお、連絡したい相手が今通話できるか、どこにいるのかなどを知らせる「プレゼンス機能」は、83%が必要と回答した。
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アッカ・ネットワークス
[杉浦正武,ITmedia]