イー・アクセスは12月3日、高速無線方式「TD-CDMA」を用いた実証実験を行うべく、総務省に実験局の免許申請を行ったと発表した。また、ソフトバンクも同様の免許申請を行っていることを明らかにした。
イー・アクセスは12月3日、高速無線方式「TD-CDMA」を用いた実証実験を行うべく、総務省に実験局の免許申請を行ったと発表した。また、ソフトバンクも同様の免許申請を行っていることを明らかにした。 TD-CDMAとは、IMT-2000システムの無線方式の一つ。時分割多重(TDD:Time Division Duplex)の技術により通信チャネルを符合多重した上で、時間軸でスロット分割して、スロット毎に上り/下りを割り当てる。これにより、上り/下りの通信速度を非対称に設定することが可能。周波数の利用効率が高いといったメリットがあるという。 これまでもIPモバイル、NTTコミュニケーションズなどがTD-CDMAの実証実験の動きを見せていたが、ソフトバンクやイー・アクセスといった通信事業者が参入することで、事業者間の競争が活性化しそうだ。 イー・アクセスは、来年1月中にも実験を開始すべく準備を進めている段階。米IP Wirelessの技術を採用すべく、同社と共同で高速ワイヤレスアクセスサービスの実現に向けた検討を進めてきたという。「音声通信サービスを主目的とするのではなく、高速データ通信にフォーカスする」(同社)。 一方のソフトバンクは、「まだ申請した段階で、そこから先の中身は明かせない」とコメント。今後のさまざまな事業展開の可能性を見すえて、検討を続けるとしている。 関連記事![]() ![]() [杉浦正武,ITmedia] ![]() モバイルショップ
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