ボタンを押せば瞬時に話せる 生産性と安全性を両立するツールは

PR／ITmedia

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　場所を問わず離れている人間がリアルタイムに連絡を取り合って情報を共有し、適格な判断を下して目標に向かって業務を遂行するのはビジネスの基本だ。しかし、作業を中断せずに連絡を正確に聞く、伝えるというコミュニケーションはなかなか難しい。人の声の聞こえる範囲には限度があり、電話は基本的に1対1のやりとりだ。結果的に情報伝達の遅れや内容のミス、緊急時の状況把握が行き届かないなどの課題は常に付きまとう。

　こうした状況を解決する一策がブロードバンド無線機（IP無線機）だ。IP無線機は携帯電話回線を使用する。日本全国に散在する大人数と一度に会話でき、グループ全体で情報を迅速に共有できるというメリットがある。中でも注目の製品が、モトローラ・ソリューションズの「WAVE PTX」シリーズだ。

「WAVE PTX」の製品一覧（提供：モトローラ・ソリューションズ）

「プッシュ・トゥ・トーク」で一対多のコミュニケーションが即実現

　WAVE PTXは、携帯型無線機「TLK100」「TLK110」、スマート無線機「EVOLVE」、車載型無線機「TLK150」に加え、モバイルアプリ（iOS／Android）など利用シーンに合わせた無線機を提供する。

　大きな特徴は、ボタンを押せば一対多の通話が即座にできる「プッシュ・トゥ・トーク」（PTT）機能だ。電波を直接やりとりする従来の無線機は通信範囲が周囲1〜2キロに限られるが、WAVE PTXは携帯電話やWi-Fiなどインターネットがつながる地域ならどこでも通信できる。携帯電話のキャリアを選び、異なる場所にいる従業員を迅速かつ一元的につなぐコミュニケーションが可能だ。

　モトローラ・ソリューションズのローガン・コーフィールド氏（エクスパンション・テクノロジー ディレクター）は「PTTでチームワークを構築し、あらゆるリスクを軽減できるのが強みです。特に緊急時や重要な判断が求められる場面で真価を発揮します」と説明する。

　音声品質の高さも特筆すべき点だ。同社の松田保氏（WAVE PTX プロダクトセールス・スペシャリスト）は「緊急時に複数人が話しても『今誰が言った？』と聞き直さずに話者を判別できます。これは効率的なコミュニケーションのために非常に重要です」と話す。

　EVOLVEやモバイルアプリはテキストメッセージの送受信、画像や動画の共有、ビデオストリーミング機能も搭載。刻々と変わる情報を逐一共有でき、視覚的に状況を把握しやすい。

　安全面でも充実した機能を持つ。位置情報サービスは、緊急時の状況把握や迅速な対応に役立つ。全無線機を管理下に置き、監視、追跡、位置情報を表示できる「WAVE管理コンソール」はWebベースのアプリで、既存のPCでログインして使用可能。セキュリティ面では通信を全暗号化し、各国や国際機関が定めるセキュリティ基準に準拠しているので安心だ。

　サブスクリプションサービスである点も魅力だ。同社のチャック・ファン氏（北アジア セールスリード ディレクター）は「ニーズや環境に応じて費用を設定でき、初期投資の負担を抑えつつ、必要な機能を柔軟に選択できます」と話す。

　利用に当たって資格や免許は不要。国内では公共交通機関、運輸・物流、小売、製造、観光・サービス、自治体など幅広い業界が導入している。

さまざまなデバイスでやりとりが可能に（提供：モトローラ・ソリューションズ）

モトローラ・ソリューションズが目指す“Solving for Safer”

　WAVE PTXを含めモトローラ・ソリューションズの製品に受け継がれるのが、同社のコアバリュー“Solving for Safer”だ。このバリューの下、同社はテクノロジーを活用して安全・安心を守るエコシステムを構築する。

　ファン氏は「デジタル無線機、ボディーカメラ、監視カメラ、センサーをWAVE PTXに統合してソリューションとして提供できます。安全・安心な環境を総合的に提供することを目指しています」と語る。

　特に日本市場は、天災が多いため安全性を重視する傾向が強い。ローガン氏は「グローバルな視点から見ても日本は安全への期待が高いです。当社は人、場所、資産の安全を第一に考え、充実したエコシステムを提供します」と力を込める。

WAVE PTXで情報の選択肢と判断材料が広がる

　非常時に無線機を速やかに増やしたい場合、WAVE PTXなら既存の携帯電話やタブレット端末にアプリをインストールして無線機として使える。これはユーザーにとって、ツールの選択肢や判断材料となる情報が増えることを意味する。緊急時の対応から日常的な業務効率化まで、モトローラ・ソリューションズのWAVE PTXは幅広いニーズに応える製品だ。

　安全・安心な環境をつくり、ビジネスの成功を後押しするWAVE PTX。興味を持った方は、モトローラ・ソリューションズに相談すると良いだろう。

（左から）モトローラ・ソリューションズの松田保氏、ローガン・コーフィールド氏、チャック・ファン氏