「携帯電話市場の民主化」を掲げて2020年4月に本格サービスを開始した楽天モバイル。2023年1月には法人向けサービスの提供を開始して、法人向けモバイルの新たな選択肢として注目を集めている。サービス開始から約2年が経過した今、楽天モバイルを導入した企業はどのように評価しているのか。

　ITmedia ビジネスオンラインは、楽天モバイルの法人向けサービスを利用する企業の担当者3人による座談会を実施した。楽天モバイルの導入を決めた理由は何か、実際の業務でどのように活用しているのか、通信品質には満足しているのか――。各テーマを深掘りするとともに、今後に期待することを語ってもらった。

ニーズに合わせて選べる法人向けプラン

　参加者の契約プランと活用方法を尋ねると、企業規模に応じて契約回線数は幅広く、さまざまな使い方が見えた。

　ローカルは、2023年1月に社用スマホを楽天モバイルに乗り換えた。現在は本社と各拠点で使用するスマホを契約している。「社用スマホは主に営業担当者が使っています。取引先への対応や社内のやりとり、ノートPCのテザリングに使用しています」（吉永氏）

　ベルヴィは2024年10月から楽天モバイルを利用している。社内作業が中心の従業員はデータ容量が少ないプラン、外出頻度が高い営業担当者はデータ無制限のプランというように、業務に応じて複数の料金プランを使い分けている。

　湊水産は、法人スマホとモバイルルーター「Rakuten WiFi Pocket Platinum」を導入している。「仕事柄出張が多いため、Wi-Fiルーターは欠かせません。スマホでQRコードを読み取るだけで接続できるので便利です」と木村氏は語る。Rakuten WiFi Pocket Platinumは最大16台の同時接続が可能で、従業員と移動中の車内でのPC作業で活躍しているという。

　各社が社用スマホを楽天モバイルに乗り換えた決め手は何だったのか。3社とも最大の理由は「通信費の削減」だと話す。

　ローカルの吉永氏は、通信費の他にセキュリティ対策の観点から社用スマホの貸与数を増やしたと振り返る。「業務で毎日スマホを使うわけではないものの、必要に応じて個人スマホを業務で使用せざるを得ないスタッフがいました。業務に個人スマホを使うのはセキュリティ的な懸念が高まります。契約台数を増やすと、コスト増は避けられません。そこで、より低価格な通信事業者への乗り換えを検討しました」

　楽天モバイルに乗り換えた結果、ローカルと湊水産は、通信費を3分の1程度削減できたという。

通信費削減に　楽天モバイルの「Rakuten最強プラン ビジネス」

　「通信費を見直したい」と考えている中小企業の担当者にお薦めしたいのが、楽天モバイルの「Rakuten最強プラン ビジネス」だ。2023年1月のサービス開始から約2年で、導入企業は1万7000社^※を超えた。

※2024年11月時点。

　楽天モバイルの法人向け「音声＋データ」プランは4種類ある。データ容量は3GBから無制限まで選択できる。ベルヴィのように、出先でコミュニケーションツールやクラウドサービスを利用する部門には月額3058円（税込）の「音声＋データ30GB」を、在宅勤務者には月額3278円（税込）の「音声＋データ無制限」を、と使い分ければ通信費の削減にもつながるはずだ。

　どのプランも通話・メッセージアプリの「Rakuten Link Office」を利用できる。同アプリを使って通話すれば、国内通話やメッセージの送受信、海外から日本国内への通話は無料^※だ。

※（0570）などから始まる他社接続サービス、一部特番（188）への通話については、無料通話の対象外となります。詳しくは［Rakuten Link Office］アプリで発信をしても、通話料が発生する電話番号を教えてくださいをご確認ください。Rakuten Link Officeアプリ未使用時、国内通話は30秒22円（税込）。
※海外への発信はRakuten Link Officeアプリ同士のみ無料通話の対象となります。

　データ通信限定の「データ専用プラン」も用意されている。法人利用の場合は「業務で使うタブレット端末の回線だけ契約したい」といった要望もあるはずだ。データ専用プランは「データ3GB」（月額1078円、税込）、「データ7GB」（月額1628円、税込）、「データ30GB」（月額2618円、税込）から選択できる。

楽天モバイルの「つながりやすさ」はどう？

　通信費の削減は魅力的だが、法人スマホの乗り換えは契約期間の縛りなどで移行作業は煩雑になりがちだ。「つながりやすさ」も譲れない。「スムーズに移行できるのか」「つながりやすいのか」と3人も感じていたと話す。

　しかし、ベルヴィの泉田氏は「楽天モバイルの手厚いサポートで、それらの疑問はクリアになった」と振り返る。

　「楽天モバイルへの移行で気掛かりだったのは『つながりやすさ』でした。その点を楽天モバイルの担当者に相談したところ、トライアル用のレンタルサービスを紹介してくれました。業務で頻繁に訪れる場所の通信状況を自分の目で確認できたため、楽天モバイルの利用を決めました。

　楽天モバイル担当者のサポート体制がとても手厚く、他社から楽天モバイルに移行する手続きや作業に関して手取り足取りアドバイスをしてもらいました」

　湊水産の木村氏は法人スマホを乗り換える前から楽天モバイルを個人利用していた。その経験から法人スマホの移行を決めた。

　「楽天さんがモバイル事業を始めると聞き、数年前に個人スマホを楽天モバイルに移行しました。乗り換えたことで通信費を大幅に削減できました。利用していくうちにつながりやすさも向上していて、不便さを感じません。会社も通信費の削減を検討していたので『法人スマホも移行したい』と思い、法人スマホの乗り換えを決めました」

　出張やイベントの参加で全国を飛び回る機会が多い木村氏は、「地方はもちろん山やトンネルの中でも問題なく使える」と笑顔を見せる。楽天モバイル法人プランの4G人口カバー率は99.9％^※。2024年6月にはプラチナバンドのサービスを開始しており、建物内や地下などでの通信品質のさらなる改善が期待できる。

※2023年9月時点。人口カバー率は、国勢調査に用いられる約500メートル区画において、50％以上の場所で通信可能なエリアを基に算出。

楽天モバイルで実現する、新しい働き方

　低コストでつながりやすい楽天モバイルに乗り換えたことで、3社はビジネスシーンでの新しいスマホの使い方を模索している。

　ベルヴィは、乗り換えで浮いたコストを使って契約回線を増やし、導入するスマホの台数を増やした。「PCと比較して、スマホは手軽に売り上げを確認したり競合店の状況を確認したりするときに便利です。通信コストが下がったことで利便性が向上し、より良い環境を従業員に提供できるようになった点が大きなメリットです」（泉田氏）

　ローカルは楽天モバイルへの乗り換えを機に、法人スマホにビジネスチャットツールを導入した。外出先でも稟議を確認できるようになった他、社内のコミュニケーションがより活性化したと従業員にも好評だ。

法人スマホの導入を検討するなら「楽天モバイル」

　3社は、これからも楽天モバイルを使い続けたいと語り、楽天モバイルが業務を支える基盤になっていると口をそろえる。

　ベルヴィが特に気に入っているサービスがRakuten Link Officeだ。「Rakuten Link Officeを使った通話が原則無料になる点は大きなメリットです。音声の品質も気にならず、楽天モバイルを使ってよかったなと感じるポイントです」（泉田氏）

　一方、湊水産は従業員の要望もあって、OS標準アプリでの通話を定額で利用できるオプションサービス「ワンストップかけ放題」の加入を決めた。ワンストップかけ放題は毎月使った分だけ支払う段階制かけ放題サービスで、75分までの通話なら月額550円^※で利用できる。

※通話料2万円相当分（最大500分）超過後は30秒22円（税込）。※SMSの1日の送信数に上限があります。
※（0570）などから始まる他社接続サービス、一部特番（188）への通話については、本オプションの対象外となります。対象外番号一覧をご確認ください。
※本オプションは、音声＋データプランをお申し込み・ご利用のお客さまが対象となります。

　「当社の営業担当者から『取引先からの着信にすぐ折り返したい』という要望があり、良い方法がないかと楽天モバイルの担当者に相談しました。紹介されたのがワンストップかけ放題です。楽天モバイルは利用者の悩みを親身に聞き、解決につながるサービスを提案してくれます。その点も楽天モバイルにしてよかったと思うポイントです」（木村氏）

　楽天モバイルは、複数回線を一括管理できる法人向けのWeb管理ツール「my 楽天モバイル Office」やスマホをより便利に活用するためのソリューションサービスなど、法人利用に役立つ機能やサービスを複数提供している。法人スマホの導入、乗り換えを検討している企業はぜひ参考にしてほしい。

提供：楽天モバイル株式会社
アイティメディア営業企画／制作：ITmedia ビジネスオンライン編集部／掲載内容有効期限：2025年2月20日