Windows 10のサポート終了(EOS)が目前に迫っている。セキュリティリスクや業務効率への影響を最小限にとどめるために、いつ、どのような準備が必要なのか、クイズ形式で見ていこう。
正解:B 2025年10月14日(米国時間)
MicrosoftはWindows 10のサポートを2025年10月14日に終了する。これ以降は無償セキュリティ更新プログラムの提供を停止し、新たな脆弱(ぜいじゃく)性が発見されても修正しない。その結果、Windows 10が稼働しているPCはサイバー攻撃の格好の標的となってしまう。IPA(独立行政法人情報処理推進機構)も「サポート終了後はセキュリティリスクが高まる」と注意喚起しており、Windows 11への一刻も早い移行が望まれる。
IPAも「Windows 10のサポート終了に伴う注意喚起」を行っている(https://www.ipa.go.jp/security/security-alert/2024/win10_eos.html)正解:B 「緊急」「重要」レベルのセキュリティ更新プログラムのみ有償で最長3年間提供
Windows 10のESUは、Windows 10 EnterpriseやEducationなど法人向けエディションであれば最長3年間、個人向けでは1年間有償でセキュリティ更新を受けられる。しかし、年単位の契約であること、サポートが限定的であること、年を追うごとに料金が上がる点には注意が必要だ。コストの面でも早期のWindows 11移行が得策だろう。
Windows 10のESUは期間限定で提供される有償サービス(https://learn.microsoft.com/ja-jp/lifecycle/faq/extended-security-updates)正解:B 第8世代インテルCore、もしくは同等世代(AMD Ryzen 2000シリーズなど)以降のCPUが必要
Windows 11のハードウェア要件は、インテルなら第8世代以降、AMDならRyzen 2000シリーズ以降のCPUであることが求められる。これはおおむね2018年以降に発売されたPCが該当し、第7世代以前の古いCPU搭載機は原則として公式サポート外となる。加えて64bitアーキテクチャ、TPM 2.0チップの搭載、UEFIセキュアブート対応が必須条件となっている。もっとも、これはWindows 11がインストールできる最低スペックであり、要件を満たしていることが快適に利用できることとイコールではない点に注意が必要だ。
正解:A チャット形式で質問すると、文章の作成支援や翻訳・要約などをAIが手伝ってくれる
Windows 11にインストールされているAIアシスタント機能「Copilot」に、ユーザーはチャット形式でさまざまな指示を出すことができる。「この文書を要約して」「この文章を英語に翻訳して」などと依頼すると、AIがその場で回答や文章を生成してくれる。
AI用プロセッサであるNPUを搭載したCopilot+ PCであれば、同時翻訳付きライブキャプションやPCで表示したもの全てを検索対象とするリコール機能など、先進AI技術を活用した機能が利用できるようになる予定だ。
正解:A 4年に一度程度
PCは購入から4〜5年が経過すると、最新機種に比べてCPUやメモリといったハードウェア性能に大きな差が生まれる。この間にOSやソフトウェアのアップデートがあれば要求スペックも上がるため、PCの動作は緩慢になりやすい。さらにPCは通常4年間で減価償却を行うことが一般的であり、税務上も4年サイクルでの更新が合理的だ。減価償却期間が終了するタイミングで新しい機器に更新することで、会計処理の面でもメリットがある。
正解:A 99.7%以上のアプリケーションは問題なく動作するが、Windows 10上でのOfficeアプリケーションのサポートはWindows 10と同時に終了する
Microsoftによれば、Windows 10対応のアプリケーションの99.7%以上はWindows 11上でも問題なく動作するとしており、大きな互換性問題は基本的に起きない。トラブルが発生しても、互換性問題の解決を支援する「App Assure」(Microsoftの法人向けサービス)を無償で利用できる。
一方、Windows 10のサポート終了をもってWindows 10上で動作するMicrosoft 365アプリケーションのサポートは終了する。これ以降、Windows 10上のWordやExcelといったMicrosoft 365アプリケーションには、新機能の追加はもちろん、セキュリティ修正や不具合修正が行われない。
正解:A いつでもつながる国内サポート体制や長期保証、柔軟なカスタマイズ対応など、法人ニーズに応える手厚いサービスを提供している
マウスコンピューターは国内生産・国内サポートによる細やかなサービスが特徴。国内コールセンター(沖縄)による24時間365日体制の電話サポートは、深夜や休日でもネイティブな日本語でスムーズに相談が可能だ。修理拠点も国内2カ所(埼玉県と広島県)に構えており、サービスセンター到着から72時間以内の修理完了・返送を目指している。
法人向けのMouseProシリーズは、3年間の無償保証に加えて、有償で5年まで保証期間を延長可能だ。メモリやストレージの増設、周辺機器のセット販売といったBTOカスタマイズはもちろん、大量導入時の設定作業を代行するキッティングサービスにも対応する。
Windows 10のサポート終了まで残りわずか。Windows 11はセキュリティや管理性、生産性向上など多くのメリットがあることを再確認できたはずだ。Windows 10を使い続けている企業は、この機会に移行スケジュールを立ててほしい。ハイブリッドワークに適した法人向けPCを多数そろえるマウスコンピューターなら、最新のWindows 11環境を安心して導入・運用できる心強いビジネスパートナーになってくれるはずだ。
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提供:株式会社マウスコンピューター
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ビジネスオンライン編集部/掲載内容有効期限:2025年6月3日