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英国紳士のスタイリッシュなマナーを身につける
ジェントルマンの本場、イギリスのマナーを身につける

 たとえ自分の能力や外見に120%自信があったとしても、ビジネスや社交の場で、途端に戸惑ってしまうケースに遭遇したことは誰しもあるのではないだろうか。
 古くからヨーロッパでは、人を評価する時に"資産"よりも"教養"で判断し、その教養がもっとも端的に表れるのが“マナー”だというのは定説である。ならば、ジェントルマンの本場であるイギリス式のマナーを身につければ、自信と男の価値もワンランクアップするのかもしれない――。

 「そういった願望は、今、20〜30代男性の間でじわじわと盛り上がっています。当サロンでも男性の生徒さんは、圧倒的に若い方が多いですね」と、英国式マナーサロン『English Rose House』創始者の西出博子先生は語る。
 オックスフォード式のマナーと、「マナーは愛」というコミュニケーション論をミックスした独自の理論で、日本のマナー界に"真風"を吹き込んだ西出先生。そのレッスンは、「人生が好転する」「ハッピーになれる!」と評判を呼んでいるのだそうだ。
 その実際のレッスンの模様と、受講している男性に話をうかがってみた。

川端哲也さん01

 今回、取材に応じてくれた川端哲也さんは、今春に社会人になったばかりのフレッシャーズである。
 「就職先は公益法人でして、いわゆる"固い職場"ですので、役所や一流企業の方などと接することがとても多いのですね。特に社会人研修というものはなかったので、電話応対や敬語、日常のマナーなど、改めて戸惑ってしまうことばかりでした」

 そんな様子を見ていた上司から薦められ、サロンに入会したという川端さん。

 「実際にレッスンを受けてみて想像とは違ったことは、このサロンにはマニュアルというものがないんですね。ある状況を設定して、まず自分でやってみる。それから、正しいマナーと、その必然性や理由を教えてくれますので、納得できて身につきやすいです」
 今まで学校や家庭では教わらなかったことをレクチャーされ、新鮮な驚きとともに自信が芽生えてきたのだそうだ。
 「私の出身の大阪では、"笑いをとる"ことが、価値基準でした。それは結構自信があったのですが(笑)、就職で上京し慣れない環境もあって、すっかり打ち砕かれていました」
 だが今では、「正しいマナーの習得は内面の強さにつながり、ポジティブになれる」という意識にまで変わったという。

川端哲也さん02
川端哲也さん03

 「マナーとは決して堅苦しい形式なのではなくて、人への思いやりであったり、人と接する時に必要不可欠なものだという意識になりました。自分の男としてのレベルも上がったような気がしますし、女性の前にも自然体で出られますね。とは言いましても、まだまだ学ぶことは沢山ありますが……」
 もうひとつマナーサロンに通っての思わぬメリットは、レッスンを通じて生徒間でのコミュニケーションが図れることだそうだ。
 「実は……女性の方が圧倒的に多いんですよ! 時には男性が私ひとりという日もあります(笑)。円滑なコミュニケーションを図ることがサロンの目的ですし、学んだことはその場で実践していきますから、自然に、女性への接し方のレッスンにもなります。もちろん、それが主目的ではありませんが(笑)」
 ビジネスマナーの習得のみならず、目指す目標は"英国紳士"という川端さん。ただ、あくまで求めるものは“自然体”である。
 「憧れている男性は、俳優の浅野忠信さんです。自分のスタイルを確立していてカッコイイ。自信があるからこそ、何げないファッションでもオーラが出るのだと思います」
 自信の確立からオーラは現れる。

 では次は、男同士の"戦場"に常に身を置いているふたりの男性の話をうかがいたい。

西出博子01 西出博子02
http://www.erh27.com/erh/
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取材・文/似鳥 陽子