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第1回 風景が映り込んだ水滴マクロ写真の撮り方:デジタル一眼トリッキー(3/3 ページ)
レンズを逆向けにして取り付けるためのアクセサリ「リバースアダプタ」を使って、水滴の超クローズアップ撮影に挑戦してみよう。梅雨の合い間こそ狙い目だ。
水滴による東京スノードーム写真
以下の写真は、都内の観光スポットを水滴を通して撮影したもの。都庁や東京タワーといった巨大な建造物が、小さな水玉の中にすっぽりと収まっている。まるで土産物によくある、カプセルの中に水とミニチュアが入ったスノードーム(スノーグローブ)のような状態だ。もしくは魔法使いの水晶玉というのは大げさだろうか。
一般的にマクロ撮影といえば、小さな被写体を大きく写すことだが、水滴マクロの場合は、小さな水滴にレンズを向けながら、大きな被写体を写せる。極端に言えば、超高層ビルを超クローズアップで撮れるのだ。その不思議な感覚がなんとも楽しい。しかも、強い風が吹くと水滴はあっという間に流れてしまうし、時間が経つと蒸発して消えてしまう。はかない一瞬をとらえるという意味では、非常に写真的な被写体といえる。
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