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第1回 風景が映り込んだ水滴マクロ写真の撮り方デジタル一眼トリッキー(3/3 ページ)

レンズを逆向けにして取り付けるためのアクセサリ「リバースアダプタ」を使って、水滴の超クローズアップ撮影に挑戦してみよう。梅雨の合い間こそ狙い目だ。

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水滴による東京スノードーム写真

 以下の写真は、都内の観光スポットを水滴を通して撮影したもの。都庁や東京タワーといった巨大な建造物が、小さな水玉の中にすっぽりと収まっている。まるで土産物によくある、カプセルの中に水とミニチュアが入ったスノードーム(スノーグローブ)のような状態だ。もしくは魔法使いの水晶玉というのは大げさだろうか。

 一般的にマクロ撮影といえば、小さな被写体を大きく写すことだが、水滴マクロの場合は、小さな水滴にレンズを向けながら、大きな被写体を写せる。極端に言えば、超高層ビルを超クローズアップで撮れるのだ。その不思議な感覚がなんとも楽しい。しかも、強い風が吹くと水滴はあっという間に流れてしまうし、時間が経つと蒸発して消えてしまう。はかない一瞬をとらえるという意味では、非常に写真的な被写体といえる。

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江戸東京たてもの園にて。屋外に展示された都電の旧車両。EOS Kiss X2 EF-S18-55mmF3.5-5.6 IS 絞り優先AE F22 1/10秒 ISO800
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都庁のような巨大な高層ビルも、わずか5ミリの水滴の中に入ってしまう。EOS 5D Mark II EF17-40mmF4L USM 絞り優先AE F22 1/15秒 ISO400
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水滴の数だけ東京タワーが増殖。EOS 5D Mark II EF17-40mmF4L USM 絞り優先AE F22 1/25秒 ISO1000
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流れ落ちる瞬間だったので少しぶれている。EOS 5D Mark II EF17-40mmF4L USM 絞り優先AE F4 1/250秒 ISO400
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浅草吾妻橋からの眺め。水滴の中央に見えるのは、ただいま建設中の東京スカイツリー。EOS 5D Mark II EF17-40mmF4L USM 絞り優先AE F22 1/60秒 ISO800
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