「撮る」「見る」が速い、高速AF&2画面液晶の「FinePix Z800EXR」
AFセンサーを撮像素子に組み込んで高速AFを、タッチパネルの大画面液晶で快適な閲覧性を実現したコンパクトデジタルカメラ「FinePix Z800EXR」が登場。
富士フイルムは7月21日、スライド式ボディを備えたコンパクトデジタルカメラ「FinePix Z800EXR」を8月7日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は3万3000円前後。
2月に発表された「FinePix Z700EXR」の後継機種で、撮像素子の「スーパーCCDハニカムEXR」の画素内に位相差検出を行うセンサーを組み込むことで、最速約0.16秒という高速なオートフォーカス動作を実現した。レンズは35ミリ換算35〜175ミリの光学5倍ズームレンズ。CCDシフト式の手ブレ補正機構も改良されており、従来製品では補正しきれなかったゆっくりとした手の動きもしっかりと補正する。
Z700EXRでも大きな特徴であったタッチパネル操作の3.5型(46万画素)大画面液晶は、新たに縦横の自動切り替えに対応し、カメラの向きを縦横入れ替えると画面表示も自動的に切り替わる。画面下にサムネイル、上にプレビューという2画面表示機能はZ700EXRから継承して備えている。
そのほかにも、最大10匹の犬または猫を自動認識し、カメラが自動的に犬/猫の顔を検出してピントを合わせてシャッターを切るペット検出機能や、カメラを振るだけで360度のパノラマ撮影が可能な「ぐるっとパノラマ360」、シーンにあわせてフラッシュの発光量を調整する「スーパーiフラッシュ」、IrSS/IrSimple対応携帯電話などへ画像をワイヤレス転送する赤外線転送機能、撮影した写真をグルーピングすることでフォトブック作成を容易にするフォトブックアシストといった機能を備える。
本体サイズは98.1(幅)×59(高さ)×20.3(奥行き)ミリ、約159グラム(バッテリー、メモリーカード含む)。記録メディアはSDメモリーカード(SDHC対応)を利用する。
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