「世界最小・最軽量」 フルHD撮影にも対応“LUMIX”「DMC-GF2」
マイクロフォーサーズ規格のデジタル一眼“LUMIX”「DMC-GF2」が登場。既存モデル「GF1」からさらに小型軽量化を進め「世界最小・最軽量」としたほか、フルハイビジョン映像の撮影にも対応した。
パナソニックは11月18日、マクロフォーサーズ規格に準拠したデジタルカメラ“LUMIX”「DMC-GF2」を12月3日より販売開始すると発表した。ボディのみ、「LUMIX G 14mm /F2.5 ASPH.」の付属する「DMC-GF2C」、「LUMIX G 14mm /F2.5 ASPH.」と「LUMIX G VARIO 14-42mm /F3.5-5.6 ASPH./ MEGA O.I.S.」の2本が付属する「DMC-GF2W」が用意される。
既存モデルDMC-GF1から体積比約19%、質量約7%の小型軽量化を進め、「フラッシュ内蔵レンズ交換式デジタルカメラのボディとしては世界最小・最軽量」(同社)となる112.8(幅)67.8(高さ)×32.8(奥行き)ミリ、約265グラムを実現している。DMC-GF1のサイズは119(幅)×71(高さ)×36.3(奥行き)ミリ、約285グラム。
GF1と同じく背面には3型の液晶を搭載するが、DMC-G2やGH2と同様のタッチ操作に対応した。画面へ触れることでピントをあわせる「タッチでフォーカス」シャッターを切る「タッチでシャッター」などのほか、タッチ操作でボケをコントロールする「タッチぼかしコントロール」も利用できる。
タッチパネルの導入以外も操作性の見直しが行われ、シーン認識・自動設定機能「おまかせiA」は独立したボタンが設けられたほか、動画撮影ボタンも位置はシャッターボタン横から変更されていないがサイズが大きくなり押しやすくなった。
動画撮影機能はGF1のAVCHD LiteからAVCHDへと強化され、、1920×1080ピクセル/60i(センサー出力30コマ/秒)のフルハイビジョン映像が撮影可能となった。動画撮影中もおまかせiAが利用できるほか、タッチパネルを使って任意の被写体へピントを合わせることもできる。
撮像素子は有効画素数1210万画素のLive MOSセンサーで、画像処理エンジン「ヴィーナスエンジンFHD」を組み合わせる。ノイズリダクション回路を一新され、描写性能と解像感の向上を図ったという。GF1にも用意されていた暗部補正機能は「インテリジェントDレンジコントロール」となり、被写体の明暗をカメラが認識して適切なガンマカーブを選択してくれる。
任意の色調を設定できる「マイカラー」については、フィルムモードとマイカラーモードが統合され8種類から選択できるほか、カスタム設定時には「光の色」「明るさ」「鮮やかさ」に加え、新たに「コントラスト」も調整が可能となっている。
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