サンディスク、128Gバイト高速CFとUHS-I対応SDHCカードを発売
サンディスクは2月2日、128Gバイトの容量を持つ高速CF「サンディスク・エクストリーム・プロ・コンパクトフラッシュカード」ならびに、UHS-Iに対応したSDHCメモリーカード「サンディスク・エクストリーム・プロ・SHDC・UHS-Iカード」を発売する。
サンディスクは2月2日、128Gバイトの容量を持つ高速コンパクトフラッシュ「サンディスク・エクストリーム・プロ・コンパクトフラッシュカード(128Gバイト版)」ならびにSD3.0規格にて策定されたインタフェース規格であるUHS-Iに準拠したSDHCメモリーカード「サンディスク・エクストリーム・プロ・SHDC・UHS-Iカード」を発表した。
前者は128Gバイト版のみで3月から、後者は8/16/32Gバイトの容量を用意し、同日より出荷を開始する。価格はいずれもオープン。実売想定価格は前者が15万円前後、後者が6000円前後/1万2000円前後/2万3000円前後。
サンディスク・エクストリーム・プロ・コンパクトフラッシュカード(128Gバイト版)はUDMA7に準拠し、最大100Mバイト/秒での高速転送を行える(既存のサンディスク・エクストリーム・プロ・コンパクトフラッシュカードはUDMA6対応でリード/ライト速度は90Mバイト/秒。最大容量は64Gバイト)。加えて、CF5.0規格に規定のあるVPG(Video Performance Guarantee)にも対応しており、最大20Mバイト/秒でのフルハイビジョン記録が可能となっている。
サンディスク・エクストリーム・プロ・SHDC・UHS-Iカードは、SD3.0規格にて新たに策定された高速インタフェース規格「UHS-I」に対応しており、リード/ライトで最大45Mバイト/秒の高速転送を行える。なお、既存の「エクストリーム」のリード/ライト速度は最大30Mバイト/秒なので、約1.5倍の高速化が図られたことになる。
また、ウェアレベリング(書き換え回数平準化)ならびにECCによってメモリカード自体の耐久性向上とリード/ライト時のデータ整合性も向上させている。最低10Mバイト/秒の連続した書き込みを保証する「UHSスピードクラス1」にも対応しており、フルハイビジョンや3Dの映像も安定した保存を行える。
新製品の投入によって、同社SDメモリーカードのラインアップの一部は整理され、上位より、UHS-I対応 45Mバイト/秒の「エクストリーム・プロ」、SDスピードクラス10対応 30Mバイト/秒の「エクストリーム」、SDスピードクラス4対応 15Mバイト/秒の「ウルトラ」、SDスピードクラス4対応の「スタンダード」の用意となる。
製品の発表にあわせて来日した米サンディスクのプロダクトマーケティングディレクター、スーザン・パーク氏は「(書き込みの高速化は)フォトグラファーにとって撮影の快適さをもたらし、また、(読み出しの高速化によって)PCへの転送も高速化したことから作業が快適になります」と高速カードのメリットを強調している。
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