ISO12800高感度撮影&撮影間隔0.26秒、心地よく撮れる“EXILIM”「EX-ZR20」
カシオ計算機はデジタルカメラ“EXILIM”「EX-ZR20」を発売する。シリーズ最速となる撮影間隔0.26秒など、撮影の快適さを既存モデルより継承しつつ、多彩な撮影機能をプラスした。
カシオ計算機は2月2日、デジタルカメラ“EXILIM”「EX-ZR20」を3月16日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は4万円前後。
「EX-ZR15」の後継に当たるモデルで、約0.13秒の高速AF「快速シャッター」やZRシリーズ最速となる撮影間隔0.26秒など、撮影の快適さを既存モデルより継承・進化させつつ、さらに多彩な撮影機能をプラスした。
高速処理可能な画像処理エンジン「EXILIM ENGINE HS」を搭載しており、「EX-ZR200」と同様、被写体の位置や距離、光源の種類、木々の有無などを解析し、さらにはシャッタースピード/ISO感度制御、ピクセル単位でのノイズリダクションなども自動的に行う撮影モード「プレミアムオートPRO」が利用できる。また、連写合成によるダイナミックレンジ拡張(HDR撮影)も状況に応じて自動的に行われる。
新たに連写合成によって最大ISO12800相当までの高感度撮影を行う「HSナイトショット」がシーンモードに用意された。ISO上限も4段階で設定でき、ISO12800時には肉眼では見えにくいほどのわずかな明かりだけでも、明るい写真を撮影できる。連写合成を応用した撮影機能としては、このほかにも「HDRアート」「背景ぼかし」などを用意する。
HDRアートとは別に、いわゆるデジタルエフェクトの「アートショット」も7種類(トイカメラ、ソフトフォーカス、ライトトーン、ポップ、セピア、モノクロ、ミニチュア)が用意されており、それぞれについては効果の強弱や色味の変更が行える。
レンズは35ミリ換算25〜200ミリ相当の光学8倍ズームレンズで、複数枚の画像を合成することで画質劣化を抑えながらズーム倍率を高める「マルチフレーム超解像」を利用すれば、最大16倍までのズーム撮影を行える。撮像素子は1/2.3型 有効1610万画素 裏面照射型CMOSセンサーで、本体サイズは99.9(幅)×59(高さ)×25.7(奥行き)ミリ、169グラム(バッテリー、SDメモリーカード含む)。
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