熟練職人が1本1本手作業 EOS 70D「名入れストラップ」制作現場
キヤノン「EOS 70D」を「購入宣言」してから購入すると、オリジナルレザーストラップに名前を入れてくれる。実は1本1本手作業で行われている、その現場にお邪魔した。
キヤノンが8月29日より販売開始するデジタル一眼レフカメラの新製品「EOS 70D」、その購入特典がちょっとユニークだ。購入特典として用意されているのは、オリジナルのレザーストラップだが、「購入宣言」をしてから購入すると、ストラップに名入れのサービスがプラスされる(加えて抽選でGIZTOの三脚やレンズが当たる)。
今回の「名入れ」は希望の文字列を刻印するという特性もあり、作業はすべて職人の手作業で行われる。EOS 70D特典ストラップに名入れを行う田中箔押所(東京都 台東区)にお邪魔し、作業を拝見した。
「名入れの作業を行うときに一番気をつけていることは、文字を間違えないこと」 基本的なことのように聞こえるが、職歴60余年の大ベテランである田中洋一さんでも基本にいまでも細心の注意を払う。
眼前で作業を見ていると、指定された文字列にあわせて活字を拾ってセットし、高熱のプレス機(アイロン)でストラップに名前を入れる作業はものの数分で終わる。しかし、活字は左右反転して掘られており、集めて並べるときも右から左に文字を並べる必要があり、さらにはアイロンの力下限も注意しなければならない。弱ければ文字がハッキリと写し出されず、強ければ裏側に跡が付いてしまう。
1本あたり数分で仕上げられていく速さと押しの正確さ、いずれも熟練職人の手作業ならではの産物だ。
活字は金属製だが、押してゆくたびに消耗する。消耗の具合は使われる頻度や文字のカタチでさまざまだが、EOS 70Dの7070名プレゼントをこなすにあたり、数セットの入れ替えが発生するだろうとは田中一夫さん。田中箔押所ではランドセルや高級文具などにも名入れ(文字入れ)を行っているが、手作業であることからどうしてもキャパシティの問題がつきまとってしまうという。
このストラップがプレゼントされる「7070人のSTEP UP」キャンペーンの詳細はこちらのURL https://eds.canon.jp/7070/ にて確認できる。ストラップの名入れは「購入宣言」が必要なのでお忘れなきよう。
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