操作ボタンごと開く背面液晶で“自撮り”を強化 新EXILIM「EX-ZR50」発表
もともと自撮り機能が充実していたZRシリーズに、より自撮りを極めたモデルが新登場。美肌効果や美白効果がある「メイクアップモード」も備える。
カシオ計算機が8月20日、背面の液晶モニターと操作ボタンがまるごと上に180度チルトするスタイルが特徴的なコンパクトデジカメEXILIM「EX-ZR50」を発表した。世界的な流行になりつつある“セルフィー”(自撮り写真)を撮るときにも操作がしやすいのがポイント。価格はオープンプライスとなっている。実売予想価格は4万円前後。発売は9月12日の予定だ。
最大の特徴は、十字キーやメニューキーなどが付いた背面部分が、液晶モニターと一体で上に180度チルトする点。モニターをチルトした状態でも前面から操作がしやすい。また、縦位置でカメラを構えたときにも自撮りがしやすいよう、レンズの横にフロントシャッターも搭載した。それでいて、ボディサイズは幅99.6×高さ59.5×奥行き25.0ミリとかなりコンパクトだ。
肌の色と滑らかさを選んで、より美しい自撮りができる「メイクアップモード」も搭載。肌の色は美白から褐色まで12段階から選択できる。肌のなめらかさはも12段階から選べる。選んだ肌の色から±2段階ずつ変化させて3枚を連写する「メイクアップブラケティング」機能も活用できるなど、自撮りをいかに美しく仕上げるかに徹底的にこだわった。カメラに向かって手を振るとシャッターが切れる「モーションシャッター」も備える。
Wi-Fiを搭載しており、専用アプリ「EXILIM Remote(V3.0)」を利用すれば、スマートフォンに容易に写真を転送したり、スマートフォンからシャッターを切ったりもできる。直近に再生した画像とその前後の画像4枚または3枚を、自動的に一枚の画像に凝縮する「クイックコラージュ」といった、SNSなどにシェアする際に活用しやすい機能も本体側に用意している。
撮像素子は1/2.3型の有効約1610万画素裏面照射型CMOS。35ミリ換算で約25〜250ミリの光学10倍ズームレンズを搭載するなど、小さなボディながらも利用シーンは幅広い。最高ISO感度は25600。EXILIMシリーズの特徴でもある高速レスポンスや高速連写はEX−ZR50にも引き継がれており、起動は約1.2秒、レリーズ・タイムラグ0.015秒、最短撮影間隔0.26秒を実現。16Mサイズで秒間30枚、最大30枚の高速連写も可能だ。
フィルター効果も豊富に用意し、「宙玉」「HDRアート」「トイカメラ」「モノクロ」など特徴的なものを11種類搭載する。フィルターを含む、5種類(HDRアート・トイカメラ・モノクロ・宙玉・通常撮影)写真を、ワンシャッターで記録する「アートショットブラケティング」もサポートする。
ボディカラーはホワイト、ブラウン、ピンクの3種類を用意した。
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