さまざまな「写真展」を随時案内していく本コーナー。今回は新宿コニカミノルタプラザで、2014年9月20日から開催予定の宇山聡範写真展「through a window」を紹介する。
ビジネスホテルの部屋から窓の外側を大判カメラで撮影したものである。
ホテルの部屋は利用者にとっては滞在するためだけの場所であり、通り過ぎていくもので見ていても気づかないことが多く、窓から見える風景もその一つだと言える。
写真は、部屋の内側にいる不特定多数の他者(利用者)が、外側にある(プライベートな部分も含んだ)その場所固有の風景を見る(のぞき見る)視点を顕わにする。
また、写真によって、外側の風景の比較が可能なことから、ホテルの立ち位置の共通性や差異を見出すことができる一方で、その場所が何処であるかということを打ち消すようなフォルムだけが強調されることもある。
写真に置き換えて見ることで、実際にその場所で見ていたことと異なる経験や思考を呼び込みたい。
展示作品:カラープリント 600mm×750mm 約20点
写真展の詳細
名称 | 宇山聡範写真展「through a window」 |
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開催期間 | 2014年9月20日(土)〜9月29日(月) |
開館時間 | 10時30分〜19時(最終日15時終了) |
定休日 | 無休 |
入場 | 無料 |
会場 | コニカミノルタプラザ ギャラリーA |
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