扱いやすいフルサイズ
写真がもっと楽しめる、チルト対応のフルサイズ一眼レフ――ニコン「D750」(1/3 ページ)
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
剛性と小型軽量を両立したモノコックボディ
ニコンの「D750」は、フルサイズのCMOSセンサーを搭載したデジタル一眼レフカメラだ。まず注目したいのは、同社フルサイズ一眼レフでは初めてチルト式の液晶モニターを備えること。
ニコン独自の3軸ヒンジ構造を採用し、可動の角度は上に約90度、下に約75度。近ごろは多くのミラーレスカメラが可動モニターを搭載しており、そのメリットはもはや言うまでもない。ローポジションやハイポジションでの撮影はもちろん、カメラを腰の位置に構えたウエストレベル撮影や三脚使用時にも重宝する。
液晶の仕様は、上位モデルD810と同等となる3.2型/約122.9万ドット。色の3原色に白画素を加えたRGBW配列のタイプで、表面には衝撃に強い強化ガラスを装備する。表示の精細感は高く、拡大表示した際には厳密なフォーカスチェックが行える。
ライブビュー使用でのAF駆動は、これまでの製品と同じくコントラスト検出方式となる。その合焦速度はあまり速くなく、ミラーレスカメラのような万能性はない。可動モニターを使ってライブビュー撮影を行う際は、マニュアルフォーカスを利用するか、風景や静物など動きのない被写体に限定したほうがいいだろう。
ライブビューでのAF速度にはもの足りなさがあるものの、可動モニターの搭載自体は、撮影の自由度と機動力を高める進化として大いに評価したい。下の写真は、可動モニターを生かしてレンズを真上に向けて撮影したもの。無理な姿勢を取ることなく大胆なアングルが楽しめる。また、植物などを接写する際にも便利だ。
一方、一眼レフカメラの本来の魅力である光学ファインダーについては、視野率100%で倍率0.7倍のガラス製ペンタプリズムを搭載する。十分な広さがあり、その視認性は上々。明るくクリアな実像を見ながら快適に撮影が行える。
ファインダー内の情報表示には有機ELを採用する。明るい場所でも各種の情報表示がくっきり見られるほか、ファインダー内にグリッド線を表示可能な点が便利だ。
ボディは、内部にフレームを使わないモノコック構造となる。上面と背面はマグネシウム合金で、前面には炭素繊維複合素材を使用して、小型軽量と高剛性の両立を実現。と同時に、パネル接合部などにはシーリングを施し、D810と同等の防塵防滴性能を確保している。
本体重量は、製品名の数字と同じ750グラム。カードとバッテリーを含めた重量は約840グラムとなる。チルト液晶を採用しながらも、液晶固定式のD610に比べて10グラム軽い。サイズについてはボディの奥行きが縮小し、より薄型になった。また、グリップ形状の改良によって、ホールド性はいっそう向上している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
Excel、40年続く原則を変更へ 1個のセルで複数の値を扱う新機能
-
2
「タイムズカー」会員情報約660万件漏えい 運転免許画像など 不正アクセスで
-
3
Ankerの回収対象モバイルバッテリーで発火事故 25年度も7件、消費者庁が注意喚起
-
4
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
5
Anthropic、「Claude Sonnet 5.5」公開 料金据え置きで30%以上高速化、タスク当たりコスト最大3割減
-
6
クリスタ素材非公開、セルシスに詳しく聞いた 「英国政府とは無関係」……決済事業者は?
-
7
「スマホ注文なのに客用Wi-Fiがない」のはなぜか? 導入しない飲食店側の事情
-
8
カカクコム、KDDIとの資本提携を解消 TOBで資本構造が変化 業務提携は継続
-
9
OpenAI、最上位モデルのツール使用を伴う学習・評価・推論を全て停止したと発表
-
10
ニッポンレンタカーでも会員41人の情報漏えいのおそれ 免許証番号やクレカ下4ケタも
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR