アドビ、4000万点以上のロイヤリティフリー画像素材を販売する「Adobe Stock」開始:1点1180円から利用可能
アドビは、Creative Cloudとシームレスに連携する有償ストックフォトサービス「Adobe Stock」を開始した。
アドビシステムズは6月16日、4000万点以上の写真、イラスト、ベクター画像を有償で利用できるストックフォトサービス「Adobe Stock」を発表、同日に販売を開始した。adobe.comを通じて、36カ国、13の言語で利用可能だ。
税別での価格は、画像単品が1180円、年間プランだと月に10点まで5980円(Creative Cloudメンバーは特別限定価格で3480円)、750点まで2万4980円。月々プランだと月に10点まで5980円、750点まで2万9980円となる。
Adobe Stockは、「Photoshop CC」や「Illustrator CC」、「InDesign CC」といった、Creative Cloudのデスクトップアプリケーションと連携するストックフォトサービスだ。ブラウザから専用のWebサイトにアクセスし、利用したい画像を検索してライセンスを購入すると、自分やチームで共有しているCreative Cloudライブラリ上に保存される。保存した画像はデスクトップアプリケーション上でシームレスに呼び出して作品に組み込むことができる。
また、画像のライセンスを購入する前に、ウォーターマーク(透かし)入りの高解像度サンプル画像を作品に組み込んで、仕上がりを確認してからそのままデスクトップアプリケーション上で購入することもできる。
アドビは、2015年1月にロイヤリティフリーの写真素材などを提供する「Fotolia」を買収しているが、あくまで両社は今後も別々にビジネスを展開する。ただし、Stockで提供する画像やイラストは、6月時点では主にFotoliaで提供しているものになる。年内にはStockで動画の提供も開始する予定だ。
Stockでクリエイターが画像素材を販売できる仕組みも検討中だが、現時点では未定。現状は、Fotoliaで画像素材を販売すると、自動的にStockにも提供される。
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