超高感度+5軸手ブレ補正搭載のフルサイズミラーレス「α7S II」国内発表
ソニーから、α7シリーズの最新モデルとして、超高感度+5軸手ブレ補正の「α7S II」が登場。
ソニーが9月18日、35ミリフルサイズのExmor CMOSセンサーを搭載したミラーレス一眼、α7シリーズの最新モデル「α7S II」を発表した。「II」モデルに共通の5軸手ブレ補正機能と、α7Sゆずりの高感度性能、そして進化した全画素読み出し4K動画撮影機能などを搭載したモデルだ。価格はオープンプライスだが、実売予想価格は42万円前後。
α7S IIは、有効約1220万画素の35ミリフルサイズExmor CMOSセンサーに画像処理エンジンBIONZ Xを搭載し、拡張ISO感度で最高409600の広い感度域を持つミラーレス一眼。α7シリーズの中でも特に感度性能が高く、ダイナミックレンジが広いのが特徴だ。また新たに14ビット非圧縮RAWフォーマットに対応。α7Sから搭載しているRAWと新しいRAWを用途に合わせて選べる。「II」モデルに搭載されている光学式の5軸手ブレ補正機構は、さまざまなEマウントレンズに対応できるのが特長だ。
AFはファストインテリジェントAFで、高速なAFを実現している。25店あるAF枠のうち、中央の9点はさらに16分割して合計169点のAF枠を配置。中央のAFエリアは被写体に合わせて緻密に測距できる。また被写体のどこにピントが合っているかも細かく確認が可能。動画撮影時にもα7SのフルHD撮影時比で約2倍の高速なAFができるという。連写枚数は最大5コマ/秒。シャッター音が消せるので、野生動物やコンサートの撮影などにも活用できる。
4K動画撮影機能に対応する点も特徴で、画素加算のない、全画素読み出しによる4K動画記録も可能となっている。モアレ(縞干渉)やジャギー(階段状の線)をおさえて解像感の高い4K動画が撮れる。高感度・低ノイズでダイナミックレンジが広いα7S IIを高画質な4K動画撮影に活用可能だ。フルHD撮影時にも、画素加算のない全画素読み出しで、約5倍の情報量を凝縮して映像を出力することもできる。記録フォーマットには業務用映像制作に使われるXAVCを民生用に拡張したXAVC Sを採用。4K 30pや4K 24p記録時は最大100Mbps、フルHD 60p/フルHD 30p/フルHD 24p記録時には最大50Mbpsの高画質記録が可能だ。
ファインダー倍率は0.78倍。コントラストが高い有機ELパネルに両面非球面レンズを含む新規設計の接眼レンズを採用したXGA OLED Tru-Finderにより、視認性も良好だ。ボディの多くの部分にマグネシウム合金を採用し、軽量ながらも高い堅牢性を実現。大きめのグリップや押しやすいレリーズボタンなど、操作性に配慮したデザインはα7シリーズのほかのモデルと同様だ。
なお、10月上旬から銀座・ソニーショールーム、ソニーストア 大阪、ソニーストア 名古屋でα7S IIの先行展示を行う。詳細はhttp://www.sony.jp/showroom/exhibition/201509/150918/index.htmlから確認できる。
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