ソニー、約4240万画素のフルサイズセンサーを搭載した「RX1R II」国内発表
ソニーは、イメージセンサーと画像処理エンジンを刷新したサイバーショットRXシリーズの最上位モデル「RX1R II」を12月中旬に発売する。
ソニーは11月6日、サイバーショットRXシリーズの最上位モデル「RX1R II」を発表した。発売日は12月中旬で、実売想定価格は43万円前後(税別)。
RX1R IIは、約4240万画素の35ミリフルサイズセンサーと、画像処理エンジン「BIONZ X(ビオンズエックス)」を搭載したレンズ一体型デジタルスチルカメラ。レンズには大口径単焦点レンズ、カールツァイス「Sonnar T* 35mm F2」を採用する。
前モデルからイメージセンサーと画像処理エンジンを刷新することで、高い解像感と広いダイナミックレンジでありながら、高感度・低ノイズ性能を実現。さらに回路面積の拡大や、配線の改良を行ったことにより、現行機種「RX1R」と比べて約3.5倍の高速読み出しも可能とした。さらにRX1R搭載のRAWフォーマットに加えて、新たに14ビット非圧縮RAWフォーマットにも対応している。
このほかにも、「α7R II」と同等の399点像面位相差AFセンサーを採用し、ファストハイブリッドAFに対応。さらに、倍率0.74倍のEVF(収納式XGA OLED Tru-Finder)を搭載するほか、世界初となる光学式可変ローパスフィルターも搭載。静止画撮影時には、被写体やシーンに合わせて、ローパスフィルターレスのオン/オフ、モアレや偽色の低減レベルの調整ができる。
基本スペックは、ISO感度が100〜25600(オート:100〜102400)、ファインダーが235万9296ドットの0.39型の電子式ビューファインダー、液晶モニターが約112.9万ドットの3.0型「White Magic(ホワイトマジック)」液晶。外形寸法は幅113.3×高さ65.4×奥行き69.6ミリ。重さ本体のみで約488グラム、バッテリーとメモリースティックデュオを含めると約507グラム。
別売のアクセサリーとして、レンズカバーとボディケースがセットになったジャケットケース「LCJ-RXH」も12月中旬に発売する。希望小売価格は2万6000円(税別)。
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