iOSおよびAndroidと戦うIntelとMicrosoft

業界全体がAppleのiPadおよびiOSと戦うAndroid、そしてARMアーキテクチャベースのデバイスが持つ競争力に失望している中、IntelとMicrosoftはうまく立ち回ることができるだろうか。

» 2011年06月30日 14時32分 公開
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 AppleがタブレットPCの市場を独占する一方、業界全体は需要不足に苦しんでいるのは何の秘密でもない。ここ数カ月で多くの主要メーカーは売り上げ予測を切り下げ、大量のタブレットの供給は行っていない。


 Acerは市場の需要不足で在庫を大幅に削減している。業界全体がAppleのiPadおよびiOSと戦うAndroid、そしてARMアーキテクチャベースのデバイスが持つ競争力に失望している。

 ARMプロセッサとGoogleのAndroid OSの停滞する売り上げによって、メーカーがWindows 8をモバイル向けプラットフォームとしてとらえることをIntelとMicrosoftは望んでいる。両社は2012年に5ワット低電力型CPUプロセッサをWindow 8 Mobile OSと組み合わせて製造すると発表した。新型CPUは低電力型なだけでなく、メーカー各社にとっては費用効率が高い。

 タブレットPC領域の多くのメーカーはGoogle Android 3.0および3.1で見つかった多くのハードウェアおよびソフトウェアのバグに苛立っている。ほとんど縛りがなく簡単にライセンスが供与されるOSを求める各社にとって、Androidはとてつもなく価値があるということをわたしは知った。エンドユーザーにとって、AppleのiOS――特にiPadと比較すると――Androidは見劣りする。そこにはより多様性があるということで、多くの企業が常時Appleのアプリケーションを開発するためにBlackberryのQNX OSのサポートを打ち切ろうとしている。Androidが意義のある存在であるために、質の高いコンテンツを保証し、開発者によりインセンティブを提供するためにアプリケーションストアの秩序を保たなければならない。Googleは人々が望む電子書籍と映画のレンタルサービスを導入できるが、アプリが平均以下であればOSが太刀打ちするのは難しい。

 Microsoftとやがて発表されるWindows 8 OSに参入しなさい。より多くのアプリとゲームがあれば誰もがそうする。それは多くのメーカーが2012年に向かって、とぼとぼと歩く気まぐれなロバを動機づけるのに使える棒の端のニンジンなのかもしれない。

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