LG、自社のタブレットはiPadよりずっと優れていると主張

LGが自社のタブレットの優位性を声高に主張するのは、マーケティング戦略の一環であろうが、価格面などでそれに反論する手段がないのも事実だ。

» 2011年08月19日 13時41分 公開
[Sovan Mandal,Good e-Reader Blog]
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 T-Mobileは自社のWebサイト上で幾つか大胆な主張を行っており、そこにまったく共通性がないというわけではない。実際のところ、それは長きにわたって試行・検証されてきたマーケティング戦略なのだから、T-MobileがLG G-Slate(国内ではOptimus Pad L-06Cとして販売)という形で、これまでで最高のタブレットを販売していると主張しているのであれば、それはさほど驚くべきことではない。

 T-Mobileは、3Dに対応するLGのG-Slateが「AppleのiPad 2よりも2倍以上高速で、VerizonのMotorola XOOMよりも3倍以上高速だ、しかもより安価である」と主張している。

 しかし、そう述べることで、T-Mobileはタブレット自体のコアの能力ではなく、自社ネットワークのスピードについて何度も繰り返し言及しているのかもしれない。T-Mobileは「独立した第三者機関がT-MobileのG-Slate、AT&TのiPad 2、Verizon WirelessのMotorola XOOMの比較テストを行った」と述べて反撃している。米国で4番目に大きなこのキャリアはさらに、「テストは2つの都市――ニューヨークとシアトル――の30カ所で行われ、それぞれのデバイスで場所ごとに少なくとも5回、テストを繰り返した。全体のサンプル数は300で少なくともマーケットの70%は網羅している」と付け加える。

 G-Slateの価格について、ほかの製品に比較してより安価だという主張に反論する手段はない。数字がすべてを示しており、32Gバイトのストレージを持つLGのタブレットが契約なしで599.99ドル、2年間の契約に同意すれば399.99ドルで入手できる。それに比べて、32GバイトのWi-Fiおよび3G接続機能を持つiPad 2は729ドル、Motorola XOOMは契約ありで599.99ドル、契約義務なしで799.99ドル掛かるからだ。



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