Apple、「マルチタッチ」の商標登録を拒否される

「マルチタッチは製品の機能を説明する言葉である」として、Appleによるマルチタッチの商標登録申請が却下された。

» 2011年10月03日 15時17分 公開
[Michael Kozlowski,Good e-Reader Blog]
Good E-Reader

 Appleは最近、欧州とオーストラリアでSamsungとの特許をめぐる訴訟でニュースに取り上げられてきた。同社の法廷闘争はほかの企業も巻き込んでおり、特許専門の弁護士になるにはいい時期だ。Appleは多くの企業に使用されている非常に一般的な用語を自らのものしようと「Multi-Touch」という用語の商標登録を申請していたが、これが拒否された。


 Appleによる申請を拒否するという決定は、最初のiPhoneが発売された2007年の商標登録申請に基づいている。米国特許商標局(USPTO)の米国商標審判部は次のように述べた。「『multi-touch』はその技術を識別するのみならず、商品のユーザーがそのデバイスをどのように操作するかも記述している。われわれは、さまざまな証拠に基づき、MULTI-TOUCHが実際に識別される商品の特徴を高度に記述しているということで審査弁護士と同意している。われわれは今、申請者がこの高度に記述的な用語の獲得された独自性を確立するのに十分な証拠を提出したかどうかを考慮している」

Copyright© 2015 Good E-Reader. All rights reserved.

(翻訳責任について)
この記事はGood E-Readerとの合意の下でアイティメディアが翻訳したものです。翻訳責任はアイティメディアにあります。記事内容に関するお問い合わせは、アイティメディアまでお願いいたします。