ソニーの電子書籍リーダー「Reader」の最新モデル「PRS-T1」が話題となっている。Androidベースであることを見抜いたユーザーが、いわゆる“脱獄”を果たしてしまった。
ソニーの電子書籍リーダー「Reader」の最新モデル「PRS-T1」。海外ではすでに販売が開始されているが、ユーザーの間でちょっとした盛り上がりを見せている。
このPRS-T1は、ソニーがカスタマイズしたAndroidがOSに採用されていることが知られている。ほとんどのユーザーはそれに気がつくことはないが、このことに興味を持ったユーザーがPRS-T1のクラックに着手しており、YouTube上では実証動画も公開された。
vladboroda氏がYouTube上で限定公開動画として公開している動画がそれで、動画内ではドキュメントを開く際にAndroidではおなじみの「どのアプリで開きますか」という本来の挙動ではないダイアログが表示され、通常ではインストールされていない「Cool Reader」「FBReader」「Nomad Reader」などで開く様子が確認できる。
さらに、Android端末のホーム画面をカスタマイズできる「ADW.Launcher」を利用し、一般的なAndroid端末でおなじみのホーム画面がPRS-T1のスクリーン上に表示する様子も確認できる。「Angry Birds」を起動しようとしてエラーとなるなど、まだ十分に動作するとはいえないレベルだが、非常に興味深い内容だ。ただし、現時点で具体的な手順などは一切公開されていない。
ソニーは決して許容しないだろうし、すぐに対策を講じるだろうが、PRS-T1がE Inkベースの6インチAndroidタブレットに化ける可能性がわずかながら存在するのかもしれない。
ソニー「PRS-T1」の実機操作レビュー
ソニー「PRS-T1」の動画レビュー
ソニー「PRS-T1」と「PRS-650」の比較動画
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