現在米国内のみの販売となっているKindle Touchですが、日本語対応が気になるところです。日本語表示、ルックアップ辞書の切替え、Webブラウザなど確認してみました。
ルックアップ辞書を英辞郎に変更することが可能です。母艦PCからUSB接続経由で辞書データをKindle Touch本体へコピーします。コピー場所はUSBストレージにある”Documents”です。コピー後にKindle Touch本体から右上のメニューよりSettingsを選択し、Dictionaryメニューにて設定します。
Kindle Storeから購入したコンテンツを開いて単語をタップ&ホールドして離すと英辞郎の辞書がルックアップされます。日本語フォントで表示されています。
登録したサイトのMOBIファイルを生成してKindleへ配信してくれるInstapaper(左)、RSSフィードをMOBIファイル化して配信するKindlefeeder(右)を表示させてみました。これも日本語フォントで表示されています。
青空キンドルで作ったPDFを表示させてみました。本文については日本語フォントで表示されていますが、ステータスバーに表示されるタイトル部分が文字化けはないものの非日本語フォントのようです。
母艦PCからコピーしたテキストファイルを表示させてみました。PDFと同様に本文は日本語フォントで表示されていますが、ステータスバーのファイル名は非日本語フォントのような感じです。
ExperimentalツールのWeb Browserを使ってGoogleサイトとGmailを表示させてみました。文字化けしませんが非日本語フォントなのか旧字体というのか書籍データを表示するフォントとは違うようです。Gmailにもログインのうえメールの送受信が可能です。
参考までにKindle 4、Kindle Keyboard(Kindle 3)で表示させたものです。Kindle 3/4では綺麗に日本語フォントで表示されていたのですが、なぜ上位機のKindle Touchで汚い感じになってしまったのでしょうか。
Kindle 3/4では新規ウィンドウを開く場合に“Web Browser could not open this link…”となって開くことができないリンクがありましたが、Kindle Touchではその先に進むことも可能になったようです。
Kindleから日本語でツイートできる『つぶやきんどる』が利用できました。Kindle 4では機能しませんでしたが、Kindle Touchのソフトウェアキーボードではツイートが可能でした。
このすばらしいKindle強化ツールを提供してくださっているのは@matsuuさんです。このほかにも『きんどるぐぐる』『きんどるGmail』等の大変ありがたいサービスを提供してくださっています。
参考リンク:Kindleネタ
Kindle TouchにはTTSファイルが内蔵されており、データから変換したPDFファイルやテキストファイルに含まれる英語の部分を音声で読み上げてもらうことができます(日本語は非対応)。ただし、Kindle Storeで購入したコンテンツの場合、”Text-to-Speech: Not Enabled”になっているものは”Turn On Text-to-Speech”が非活性のままなので残念ながら無効化されているようです。これはもともと対応しているコンテンツのパブリッシャーの立場を考慮すれば当然かもしれません。
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