Apple絶好調「Kindle Fire発売による影響はあまり見られない」

Appleは直近の業績発表の場で、Kindle Fireの発売による影響はあまり見られなかったとのコメントを残した。

» 2012年01月26日 20時00分 公開
[hon.jp]
hon.jp

 米Appleは1月24日(現地時間)、同社の2012年第1四半期(2011年9月25日〜12月31日)の業績発表を行ない、同社として史上最高のクリスマスシーズンとなったことを明らかにした。

 発表内容によると、同社は年末の3カ月間だけで昨年同期比で73%増の463億ドル(約3.6兆円)、純益130億ドル(約1兆円)を記録。この数字は、Appleが純益のみで、Google社の総売上高を超えたことになる。iPhoneは3704万台、iPadも1540万台の販売台数を記録し、ウォール街の予想を大きく上回った。

 定例となっているマスコミ向け報告会で、故スティーブ・ジョブズ氏の後任として同社CEOを務めるティム・クック氏は、Amazon.comのKindle Fireなど低価格タブレット・薄型ノートPCなどの発売による影響について質問を受け、「Kindle Fire発売直後から週単位でiPadの販売状況を確認していたが、影響はあまり見られなかった」「iPadの潜在ユーザーは、機能制限された専用タブレット端末にはあまり興味がないと思う」と余裕のコメントを残した。

Copyright 2015 hon.jp, Inc. All Rights Reserved.