大日本印刷とインプレスR&Dは、電子書籍の一元管理ソフトウェア「オープン本棚」のWindows版を一般ユーザー向けにテスト公開。同時に、すでにリリースしているAndroid用アプリもバージョンアップした。
大日本印刷とインプレスR&Dは2月16日、電子書籍の一元管理ソフトウェア「オープン本棚」のWindows版をテスト公開した。
オープン本棚とは、それぞれ異なる電子書籍販売サイトで購入した書籍情報を統合できるストア連携機能を備え、電子書籍利用のネックとなっている一元管理を実現しようと両社で開発を進めているもの。現実の本棚のように作者やジャンルごとに仕切り板を置き、自分好みに並び変えたオリジナルの本棚を作れるほか、購入した紙の本を登録することで電子と紙両方の書籍を1つの本棚で管理できるという。
今回の公開に合わせ、読者が選んださまざまな文章やキーワードによって100万冊以上の中から関心のある本をリスト化する「連想検索機能」を搭載。購入前のものは閲覧できないが、そのまま本棚に並べることは可能。また、これまでにリリースしていたAndroid用アプリと共有できるという。
インプレスグループのECサイト「インプレスダイレクト」と連携し、購入情報の反映や同ECサイトからのオススメ情報配信といったレコメンデーションサービスも展開。同様にオンライン書店、出版社、個人などからもオススメ商品の情報を受け取ることが可能で、出版社や電子書籍ストア、端末メーカーなどに協業を呼び掛けている。
対応ファイル形式はPDFだが、Windows向けの試用版では、Windows上でファイルに関連付けられたプログラムを呼び出すことが可能で、これを利用してEPUBビューワなどを呼び出すことができる。連携する電子書籍ストアごとの専用ビューワを呼び出す実装も進めていくという。
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